2010年03月の記事一覧

海外移植事情と渡航移植を考える患者に対する一考察

わたしも7年前友人が肝臓がんと診断され、中国での移植事情を調査するまで、まったくと言ってよい程移植というものに対する認識がありませんでした。
当時は海外での移植に関する情報は全くといってよいほど皆無に近い状況でありました。
わたくし自身友人からの調査依頼があるまで、日本での移植事情や、ましてや海外での移植事情などまったく知らなかったことは一般的にはごく当たり前のことであると思われます。
そういった中で、当時中国ではわたしが調査してみるとあらゆるところで移植がされており、腎臓移植肝臓移植も殆どの大病院では日常のごとく取り行われていた訳です。

わたしはその状況に驚き、何故日本ではまったくと言ってよい程可能性がないものが、この地では毎日のように取り行われているのか、友人の様に余命宣告された人間がこの情報を知ることができれば命を救う事ができうるのに・・・そう思った事を今でもついこの間の事の様に思いだします。
あの当時中国では外国人は大歓迎で病院が一丸となって協力体制を持っていました。
わたしがお付き合いさせて頂いた病院はいずれも中国のトップの病院で有り、医師でありました。
しかし現状中国は対外的にイメージを変える為、外国人の移植をストップしてしまいました。
フィリピンも2008年まで国を押してメディカルツーリズムとして移植ツーリズムを推し進めておりましたが、アロヨ大統領の一言で方向性を一転させてしまいました。

人の世の中とは正悪では無く、ご都合で法律などは一瞬で変わってしまいます。
あの当時中国やフィリピンで移植した患者は堂々と最高の病院で最高の医師に移植手術を受ける事ができました。
現在はどうでしょう。
二つの国は窓口を閉めてしまいました。
それにより、腎移植を希望する患者や肝移植が出来ない患者等、余命宣告されてもどうにもできない状況に追い込まれています。

わたしは今日本に帰国し、日本の法律上直接的に患者の皆さんを救うことはできません。
しかし世界の移植事情に精通する日本では唯一のアドバイザーに成りえる経験を持っております。
わたしのサイトを閲覧しわたくしにメールや電話をしてこられる患者の方々は、殆どの方が道理をわきまえ、事前に十分な情報収集をされています。

この海外移植に関する情報はクローズマーケットの為、黒い世界の人間が参入しやすい世界です。
まずは患者の方はしっかり情報を収集し、斡旋団体等があれば直接事務所などを訪問し、担当者としっかりした話をすることが最低限必要となります。
できれば複数の団体と面談する事を推薦致します。

移植手術は直接命に関わる問題であり、海外渡航移植は日本に居ては見えない部分ばかりです。ご自分の命を預ける程の信頼が得られるところをしっかりと見定めることが重要です。
※ 現在も中国、フィリピン(生体間)などは法律で外国人の移植は止められています。
※ 参考サイト:http://blog.yahoo.co.jp/neiko1217/MYBLOG/yblog.html (2007年まで)

タグ