2012年04月の記事一覧

2012 最新世界移植事情

現状の世界の移植事情について(2012年4月現在)

2008年WHOはイスタンブール宣言の中で、“自国内のレシピエントに臓器を提供するドナーは自国内でまかなうこと”がガイドラインとされ、そのために各国とも臓器提供者の募集を盛んに行っている。特に死者、脳死者からは心臓を含む多種類の臓器移植ができるため、臓器移植に携わる機関が「臓器提供意思表示カード」によって死後に臓器を提供する意思を表明してくれる人を盛んに募集し続けている。

 「アジアの移植事情」においては、国ごとに異なる移植医療の現状がある、ようやく法制度が整いこれから臓器移植医療を推進しようとするベトナム、移植医療の技術や設備の不足を課題に抱えるタイ、国内事情から対外国からのレシピアントを誘致したいが、2008年大統領宣言により移植ツーリズムを停止に追いやられたフィリピン、合法的臓器斡旋機関による臓器斡旋に社会の注目を集めて移植医療を発展させようとする韓国、移植医療技術は優れているがドナーが圧倒的に少ないために移植件数そのものが少ない日本と、臓器移植医療における課題のレベルはさまざまであるが、「ドナーが足りない」という点はどの国にも共通の課題である。
そんな中注目されて来た中国だが、2007年外国人の移植を停止して以来、一部の病院で移植が続けられて来たが、それも昨年末臓器売買に関わる業者の一斉摘発により根絶することになった。
今後益々移植を希望する患者にとっては厳しい世界環境がつづく、それでは外国での移植は全て違法であるのか?
否、そうではない、国によっては法律上第三者のドナー提供を認めている国がある。
通常日本では配偶者と親族(6親等以内の血族、3親等以内の姻族、年齢20歳以上65歳以下、健康な人)とされているが、国によっては第3者からのドナー提供を認めている国がある。体制はWHOのガイドラインが有るため、その様な国も積極的に外国人患者を誘致していないが、希望があれば移植を受けることができる。
ここでその国名を提示すると、一部の闇業者が奔走する事となるので掲載を留める事とするが、本当に必要とする患者は現況を諦める必要はない。