臓器移植の現状の記事一覧

臓器移植の現状

WHOは2008年5月、イスタンブール宣言を発表しました。
謂わばドナーの自給自足宣言であります。
実質的に今年2009年春には、この宣言にもとずき世界へ履行に向けての発表が行われる予定でありました。しかしながらインフルエンザの世界的蔓延により、延び延びとなっているのが現状です。
今年以降さらに海外での移植ツーリズムに対する風当たりは厳しい状況になっていくことが予想されます。
◆世界の臓器移植件数(国際移植学会: 1995 年)は、心臓で年間約 4,000 件、肝臓 7,000 件、腎臓で 20,000 件、肺は年間 1,200 件前後(国際心肺移植学会: 1998 年)という報告がありますが、どこの国でもドナー不足は深刻な問題です。
好意的に開かれている外国人枠に恩恵を授かっている日本人に厳しい風が吹き始めていることも事実のようです。
今年2009年「臓器移植法改正」に関する法案が成立し、来年施行さることになります。
しかし実質日本人の死生観とともに脳死状態でのドナー提供等がどれ程増えてくるかは甚だ疑問の余地が有ります。
. 日本国内で、日本人の多くの善意に支えられた移植が日常的に行われるのは、いつの日になることでしょうか。このような背景から、今この瞬間にも、臓器移植を待ち続けている多くの方々が、その尊い命を失い続けておられます。
◆わが国における臓器移植の現状
日本では毎年、肝臓病患者で約 1,800 名、腎不全患者だけで約 1,013 人の方が亡くなっています。腎臓に関しては、高齢化等の影響で糖尿病性の腎不全患者が急増し、人工透析をする方が毎年約10,000人ずつ増え続けて(毎年約 25,000人が新たに人工透析を導入され、約13,000人の方が亡くなっています)おり、現在人工透析をしている患者さんは250,000万人といわれています。
これだけ多くの方が透析を続けていて、なおかつその三分の一、およそ 80,000人の方が根治療法である腎臓移植を希望しているといわれていますが、実際に臓器移植の登録をしている患者さんは、約12,000人程です。 また、胆道閉鎖症や先天性代謝異常症の進行性肝疾患の末期状態、劇症肝炎で肝臓移植が必要な患者さんは、年間約 3,000 人といわれています。肝臓移植希望を登録されている方は86人(平成 17 年 6 月 30 日現在)です。
平成 17 年 6 月現在、日本臓器移植ネットワークの臓器提供意思表示カード(シール)の配布状況は約 9 千万枚(約2万5千枚)です。  [ 臓器移植法施行後(平成 9 年 10 月 16 日~平成 16 年 12 月末日現在)、亡くなられた方で臓器提供意思表示カード(シール)を所持していたことが確認された件数は合計 881 件 ] ですが、実際に日本国内で行われた総脳死肝移植数はわずか 28 例( 2005 年現在)、総脳死腎移植数は44例( 200 5年現在)にすぎず非常に限られた実績で日本国内での脳死移植を望むことは極めて困難な状況下にあります。 さらに仮にドナーが現れた場合でも、腎臓は血液型と HLA の適合度が優先で選ばれますが、適合度が同じ患者さんが複数いた場合は、待機日数の長い人が優先されたり、心臓・肝臓・肺の場合は、血液型や重傷度、臓器の大きさ等によって選択されたりと、さまざまな決定条件があり、日本国内の臓器移植希望者は、現時点では移植を受けることなく亡くなられてしまう方が殆どという厳しい現状です。その為、「もし移植を希望しても実現する確立は少ないし、いつ現れるかわからない臓器提供者(ドナー)に頼るより、計画が立てられる透析を続けるほうがいい」と考えておられる患者さんも多いようです。
透析の患者様は、保険でまかなわれてはいますが、入院で年間900万円、外来で年間600万円前後の医療費が生涯かかり続けます。移植を受ければその年には400~500万円かかりますが、翌年からは月に1~2回の通院と検査による医療費、薬代で済むことも、移植を希望される要因のひとつと言えます。その為、日本での移植を待ちきれずにオーストラリアやアメリカ等海外で移植を受ける患者さんが、 1999 年末までに心臓が49人、肝臓が200人余りと、臓器移植法が施行された後も増え続けております。 しかし移植費用が日本で受けられれば心臓でおよそ 1,100 万円、肝臓で 800 万円と言われているのに対し、海外渡航では心臓でおよそ 3,300 万円、肝臓で 3,200 万円 , 腎臓で 1,600 万円(日本移植学会試算)と、経済的にさらなる負担が追い討ちをかけます。※(上記金額では実質海外での移植は出来ないのが現状です。)
大勢の善意有る方々からのご援助に頼ったとしても、渡米での移植を必要とする患者は時間的な制限があるにも係わらずドナーはいつ現れるか分からない等、必ずしも希望通り順調に移植手術が行われない状況も否めません。

WHO20085月、イスタンブール宣言を発表しました。

謂わばドナーの自給自足宣言であります。

実質的に今年2009年春には、この宣言にもとずき世界へ履行に向けての発表が行われる予定でありました。しかしながらインフルエンザの世界的蔓延により、延び延びとなっているのが現状です。

今年以降さらに海外での移植ツーリズムに対する風当たりは厳しい状況になっていくことが予想されます。

◆世界の臓器移植件数(国際移植学会: 1995 年)は、心臓で年間約 4,000 件、肝臓 7,000 件、腎臓で 20,000 件、肺は年間 1,200 件前後(国際心肺移植学会: 1998 年)という報告がありますが、どこの国でもドナー不足は深刻な問題です。

好意的に開かれている外国人枠に恩恵を授かっている日本人に厳しい風が吹き始めていることも事実のようです。

今年2009年「臓器移植法改正」に関する法案が成立し、来年施行さることになります。

しかし実質日本人の死生観とともに脳死状態でのドナー提供等がどれ程増えてくるかは甚だ疑問の余地が有ります。

. 日本国内で、日本人の多くの善意に支えられた移植が日常的に行われるのは、いつの日になることでしょうか。このような背景から、今この瞬間にも、臓器移植を待ち続けている多くの方々が、その尊い命を失い続けておられます。

◆わが国における臓器移植の現状

日本では毎年、肝臓病患者で約 1800 名、腎不全患者だけで約 1013 人の方が亡くなっています。腎臓に関しては、高齢化等の影響で糖尿病性の腎不全患者が急増し、人工透析をする方が毎年約10000人ずつ増え続けて(毎年約 25000人が新たに人工透析を導入され、約13000人の方が亡くなっています)おり、現在人工透析をしている患者さんは250000万人といわれています。

これだけ多くの方が透析を続けていて、なおかつその三分の一、およそ 80000人の方が根治療法である腎臓移植を希望しているといわれていますが、実際に臓器移植の登録をしている患者さんは、約12000人程です。 また、胆道閉鎖症や先天性代謝異常症の進行性肝疾患の末期状態、劇症肝炎で肝臓移植が必要な患者さんは、年間約 3,000 人といわれています。肝臓移植希望を登録されている方は86人(平成 17 6 30 日現在)です。

平成 17 6 月現在、日本臓器移植ネットワークの臓器提供意思表示カード(シール)の配布状況は約 9 千万枚(約2万5千枚)です。  [ 臓器移植法施行後(平成 9 10 16 日~平成 16 12 月末日現在)、亡くなられた方で臓器提供意思表示カード(シール)を所持していたことが確認された件数は合計 881 ] ですが、実際に日本国内で行われた総脳死肝移植数はわずか 28 例( 2005 年現在)、総脳死腎移植数は44例( 200 5年現在)にすぎず非常に限られた実績で日本国内での脳死移植を望むことは極めて困難な状況下にあります。 さらに仮にドナーが現れた場合でも、腎臓は血液型と HLA の適合度が優先で選ばれますが、適合度が同じ患者さんが複数いた場合は、待機日数の長い人が優先されたり、心臓・肝臓・肺の場合は、血液型や重傷度、臓器の大きさ等によって選択されたりと、さまざまな決定条件があり、日本国内の臓器移植希望者は、現時点では移植を受けることなく亡くなられてしまう方が殆どという厳しい現状です。その為、「もし移植を希望しても実現する確立は少ないし、いつ現れるかわからない臓器提供者(ドナー)に頼るより、計画が立てられる透析を続けるほうがいい」と考えておられる患者さんも多いようです。

透析の患者様は、保険でまかなわれてはいますが、入院で年間900万円、外来で年間600万円前後の医療費が生涯かかり続けます。移植を受ければその年には400~500万円かかりますが、翌年からは月に1~2回の通院と検査による医療費、薬代で済むことも、移植を希望される要因のひとつと言えます。その為、日本での移植を待ちきれずにオーストラリアやアメリカ等海外で移植を受ける患者さんが、 1999 年末までに心臓が49人、肝臓が200人余りと、臓器移植法が施行された後も増え続けております。 しかし移植費用が日本で受けられれば心臓でおよそ 1,100 万円、肝臓で 800 万円と言われているのに対し、海外渡航では心臓でおよそ 3,300 万円、肝臓で 3,200 万円 , 腎臓で 1,600 万円(日本移植学会試算)と、経済的にさらなる負担が追い討ちをかけます。※(上記金額では実質海外での移植は出来ないのが現状です。)

大勢の善意有る方々からのご援助に頼ったとしても、渡米での移植を必要とする患者は時間的な制限があるにも係わらずドナーはいつ現れるか分からない等、必ずしも希望通り順調に移植手術が行われない状況も否めません。