総説腎臓移植シリーズ
総説腎臓移植シリーズ
末期腎不全治療のオプション提示
―特に腎移植の説明に関して―
東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科
柴垣有吾
2002年度末の日本透析医学会の統計調査によれば新規透析導入患者数は33,710人である。一方2002年
度に施行された腎臓移植は757例のみであり単純に計算すると新規末期腎不全患者の2%程度しか腎臓移植の恩恵を受けていない計算になる。また透析方法においても日本では腹膜透析が占める割合は約4%程度と低調である。
歴史的経緯や社会的問題(保険制度含め)などの要素はあるもののこれは純粋に医学的観点からは腎臓移植や腹膜透析を受けている患者数がこれ程少ないことへの説明にはならない。日本の血液透析の成績が諸外国に比べ優秀であることは事実であるし誇るべきことであるとは言えるがこれはあくまでも医師の立場での自己満足にすぎない可能性もある。すなわち実際の個々の患者においては血液透析よりも腹膜透析や腎移植を行ったほうが予後やQOLが良かった可能性があると考えるのが自然である。腹膜透析に関して言えば血液透析と比較しその予後は同等あるいはそれ以上(特に導入後数年間)であり,QOLも高いことが最近認識されている。今後技術の進歩によってさらにこの傾向が高まる可能性がある。後で述べるが一般には腎移植も予後とは透析療法よりも優れていると考えられる。
しかしこれらつのオプションが腎不全患者に対してきちんと説明されていない現実がある。筆者らが腎臓移植をすでに受けた患者にアンケート調査を行った結果によればその内の80%以上の患者が十分な腎臓移植の説明を透析導入前に腎臓専門医より受けていなかった。すなわち移植が成功するはずの患者にさえ移植の説明が十分なされていないのである。腹膜透析についてさえ十分な説明を受けていないケースが多い。また患者サイドにおいても腹膜透析や腎臓移植に対して現実以上にネガティブなイメージ(それぞれ腹膜炎や日和見感染症など)があるのも事実のようである。情報収集に受身的な日本人患者においては情報源は担当医師であることが多いため医師の考えが患者のイメージに反映される可能性が高い。医師の知識や経験の偏重がその原因である可能性がある。
理解すべきことはこのつのオプションにはそれぞれ長所と短所があり個々の患者でどれが適切であるか
は異なるということと,3つのオプションは互いに排他的なものではなく補完的な側面を持つという点であ
る。つまり個々の患者においてその時点で最も適切だと思われる療法を患者と相談したうえで決定しま
た個々の治療法の長所を生かす観点から場合によっては治療法の併用(血液透析と腹膜透析の併用)や経時的な治療法の選択(腎臓移植→腹膜透析→血液透析など)を考えるなど総合的かつ長期的な腎不全治療プランを組み立てることが今後は求められると思われる。
本稿では紙面の都合上,3つのオプションのすべてを述べることはできないため特に認識が低いと思われる
腎臓移植というオプションを提示するにあたって必要と思われる情報に的を絞って論じてみたい。
348 末期腎不全治療のオプション提示
表腎臓移植と透析療法の比較
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腎臓移植 |
腹膜透析 |
血液透析 |
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生命予後 |
優れている。 |
移植に比べ悪い。 |
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腎機能 |
かなり正常に近いレベル (60~70%程度) |
悪いまま (貧血・骨代謝異常・アミロイド沈着・動脈硬化・低栄養などの問題は十分な解決ができない。) |
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心筋梗塞・心不全・脳梗 塞の合併 |
透析より少ない。 |
移植より多い。
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生活の質(QOL) |
優れている。 |
移植に比べ悪い。 |
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治療自体による負担
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社会復帰率 |
非常に高い。 |
高い。 |
低い。 |
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治療に必要な薬剤 |
免疫抑制剤とその副作用 に対する薬剤 |
慢性腎不全の諸問題 (貧血・骨代謝異常・高血圧など)に対する薬剤 |
必要な薬剤
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治療自体による生活の制約 |
ほとんどない。 |
やや多い。 (透析液交換・装置のセットアップの手間) |
多い。 (週に3回1回4時間程度の通院治療) |
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治療自体による症状 |
なし |
お腹が張る。 |
穿刺による痛み除水による血圧低下 |
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必要な手術 |
腎臓移植手術 (大規模手術・全身麻酔) |
腹膜カテーテル挿入 (中規模手術) |
ブラッドアクセス (小手術・局所麻酔) |
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通院回数 |
移植1年以降は2カ月に1回程度 |
月に1回程度 |
週3回
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一般生活上の制限
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食事・飲水の制限 |
少ない |
やや多い (水・塩分・リン) |
多い(蛋白・水・塩分・カリウ ム・リン) |
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旅行・出張 |
自由 |
制限あり(透析液・装置の準備 運搬・配送が必要) |
制限あり(通院透析施設の確 保予約が必要) |
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スポーツ |
移植部の保護以外自由 |
腹圧がかからないように |
自由 |
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妊娠・出産 |
可能 |
ほぼ不可能 |
ほぼ不可能 |
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入浴 |
問題ない |
カテーテルの保護が必要 |
透析後はシャワーが望ましい。 |
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その他の利点 |
透析による束縛からの解放感 |
血液透析に比べ自由度が高い |
医学的ケアが常に提供される 最も日本で確立した治療方法 |
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その他の欠点 |
免疫抑制剤の生涯服用 (副作用の可能性) 拒絶反応などによる移植腎機能障害の可能性(透析再導入の可能性)移植腎喪失への不安 |
カテーテル 腹膜炎の可能性 蛋白の透析液への喪失(低栄養) 腹膜(透析)の寿命(10年以下)
|
ブラッドアクセスの問題 (閉塞・感染・出血・穿刺痛 ブラッドアクセス作成困難)
|
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生命予後
日本透析医学会の2002年度末の統計調査によれば透析患者の5年および10年生存率はそれぞれ約60%
,約40%ある。一方で日本の移植患者の死亡率は年間約3%であり圧倒的に移植患者の生存率が高い。し
かし移植を受ける患者が一般の透析患者よりより若く健康な者が多いため比較が難しい。このバイアスをなくすため献腎移植をした患者と献腎移植登録はしたが移植に至っていない透析患者の生存率を比較したデータが発表された。これによれば術後約カ月までは周術期死亡のため移植患者の死亡率のほうが高いがそれを超えて生存した場合移植患者の生存率が高くなる。特に若年者や糖尿病患者に限れば移植によってさらに生存率が高くなることが示された(表)。
術後早期の死亡例自体も現在では非常に少なくなっている。術後死亡は適切な心血管系の術前評価周術期管理によって十分に予防が可能である。重篤な心肺疾患のない若い患者ではこのような術後早期死亡は非常に稀である。
心血管系合併症のリスク
心血管系合併症の発症リスクは透析患者で非常に高いがこれが移植によって改善することがすべての年齢層で示されている。この心血管系リスクの低下は特に若い移植患者で顕著であり移植によるメリットが大きい。図1に示されているように心血管系合併症による年死亡率は25~ 34歳では健康な人と比べ透析患者では100倍以上も高くなるが移植を受けることにより死亡率の比は20倍程度にまで低下している。
透析合併症
生体腎移植後に得られる良好な腎機能は正常の約60~70 程度であるがこの腎機能の回復により数々の
透析に伴う合併症が改善することが知られている。腎性貧血やカルシウム・リン代謝はもちろんのこと皮膚瘙痒症の消失やアミロイドーシスの進行も止まる。小児においては成長障害も改善する。これらの合併症に対する薬剤の必要もなくなる。
生活の質(quality of life:QOL )
QOLに関しても移植後の向上を認めることが多い。日本における腎臓移植レシピエントのアンケート調査でも移植により体調の改善社会復帰の促進時間・食事の制限からの開放透析自体からの開放感などの点で移植を受けて良かったとする者が受けないほうが良かったとする者を圧倒的に上回っている(93.9% vs 0.2%。残り5.9%はどちらとも言えないという回答)。社会復帰の程度も健常者と変わらないという者が60%を占め術前より良いとする者と合わせると90%で術前より悪いとする3.6%をはるかに超えている。このような移植に対するポジティブな考えは拒絶反応を経験した患者移植後腎機能が低下している患者や透析再導入となった患者にも認められることが注目に値する。
女性においては移植後に妊娠・出産が現実的なものになることも重要な点であり移植後妊娠例では80%が分娩に至り,40%が自然分娩,60%が帝王切開に至っている。そのほか表に呈示したように治療自体による負
担や一般生活上の制限などにおいて患者が移植のQRLのほうが高いと感じることが多い。
費用対効果比
費用対効果比は日本でのデータはないが米国では移植後腎機能が~ 年以上もてば移植のコストが透
析よりも安価になることが知られている。これは免疫抑制剤の使用量が減ること心血管系合併症が移植後低下すること透析に要する医療コストがなくなることがすべて寄与している。日本でも初年度を除き透析療法では月額40~50 万円かかっているのに対し移植では約15万円と医療経済の観点からも腎臓移植は優れた治療法と言える。しかも透析と同様に日本では保険で大部分がカバーされているため患者の費用負担はほとんどない。
腎臓移植はバラ色の治療では必ずしもない
前述のように腎臓移植は透析療法と比較して優位な点が多いがすべての腎臓移植の患者が予後やQOLが改善するわけではない。腎臓移植では,1)) 大きな手術を必要とする,2) ほぼ生涯にわたる免疫抑制剤の服用を必要とする,3) 移植腎の生着率は完全ではなく透析再導入となることが多いことが問題としてあげられる。腎不全の治療方針は患者の人生を左右する。腎臓移植の良い点と同時にその問題点を隠すことなく患者に伝えることも腎臓内科医の重要な役割である。
手術の必要性
腎不全患者では心血管系疾患の合併または潜在的合併患者が多く術中・術後の心血管系合併症が一般患者より多い。現在は術前の心血管系の評価を十分に行うことによってこのようなリスクはかなり低下しているが一般人よりも高リスクであることは事実である。心血管系以外でも創部感染やヘルニアなどに悩まされる患者もいる。また大きな手術は患者にとっては医師が感じる以上に精神的負担も大きい。手術のリスクはゼロでないことは患者に十分伝える必要がある。
免疫抑制剤の使用
ステロイド・カルシニューリン阻害剤(シクロスポリンタクロリムス) 代謝拮抗薬(ミコフェノール酸モフェ
チルアザチオプリンミゾリビン)などをはじめとする免疫抑制剤の使用により腎障害肝障害心血管系および代謝系合併症(高血圧高脂血症肥満耐糖能異常) 骨関節疾患(骨粗鬆症骨壊死) 感染症(特にカリニ肺炎やサイトメガロ感染症などの日和見感染症) 癌(移植後リンパ増殖性疾患皮膚癌など)などの発症のリスクを高める可能性がある。尿毒症腎不全自体の合併症が軽減されてもこれらの合併症により不幸な転機を辿る患者も実際に存在する。このようなリスクは必ずしも術前に予見が可能とは限らないのが厄介な点であ
る。
移植腎機能
他稿でも述べられているが移植腎機能はすべての症例で保たれるわけではない。全体では5年で約20%,10年で約40%の患者が透析再導入となる。これは免疫学的な拒絶反応による腎障害だけでなく高血圧などの
心血管系合併症や高脂血症糖尿病などの代謝性疾患の合併カルシニューリン阻害剤の腎毒性腎炎の再発や
新規発症など多くの要因が絡んで起こってくるものであり移植腎機能の長期成績は近年においても改善が芳しくない。
患者は腎機能が悪くなるたびに頻回の外来受診が必要となるだけでなく検査入院や移植腎生検を施行され
仕事や家庭生活におけるQOLが阻害されることがある。また患者は常に透析再導入の不安と隣り合わせで生きていかなければならない。透析をしていたときのほうが気が楽であったと感じる患者も実際に存在する。
腎臓移植を受けるまでの流れ
以上のような末期腎不全の治療法のつのオプションにおける腎臓移植の位置付けが頭に入った状況で実際の患者での対応を考えてみたい。その流れを図に示す。
まず腎臓移植を受けるためには移植手術に耐えられる健康状態が必要である。特に感染・癌や重篤な心血管系合併症のある患者はその時点での腎臓移植候補からは除外する必要がある。また高齢者(一般的には70歳以上)では手術のリスクが高いことと移植腎の生着期間が患者の予後をかなり上回ることなどを考え敬遠されることがある。
腎臓移植の適応
腎臓移植の適応となる腎機能
基本的には保存期腎不全患者ではGFR 15ml/min で6カ月以内の透析導入が見込まれる状況または維持透析を行っている場合はすべての患者が腎機能からみた腎移植の適応となる。ただし献腎移植では基本的に透析導入患者のみが移植登録可能である。
いつ移植をすべきか
移植の実施時期については日本の現状では透析導入後であることがほとんどである。この理由は医学的なものではなく透析導入前に医師からきちんとした移植の説明を受けていないことが多い。しかし医学的には透析導入前に移植に踏み切るほうが透析後に移植するより移植腎の生着率が向上することが明らかになっている。医学的に移植手術が可能で生体腎移植ドナーがいる場合は透析前に移植を行うことを積極的に考慮すべきである。
生体腎移植か献腎移植か
腎臓移植を患者に説明する場合可能なら患者の家族に一緒に話を聞いてもらうことが望ましい。ドナー候補となる家族の多くは腎臓移植について知識がないため一緒に話を聞いてもらうことによってドナーを見つけることができる。また患者が家族へ腎の提供を自ら持ちかけることは抵抗があることが多く家族からの積極的な提供の申し出は家族に説明を行うことがきっかけとなることも多い。
欧米では子から親への移植や友人からさらには第三者からの移植なども行われるが日本では日本人の価
値観もあってかこのような移植は少なく多くは親から子へまた兄弟姉妹からそして最近増加している配
偶者からの提供がほとんどである(夫婦間移植については患者は意外に血縁者以外からの移植ができることを知らないことが多い)。しかし日本移植学会では2003年より非親族からの臓器提供も認める方針となっている。
生体腎移植は明らかに献腎移植よりも移植腎の生着率が高い。HLA抗原( human leukocyte antigen:ヒト組織適合抗原)が3対( HLA-A,B,DR )すべて適合している献腎移植より全くHLA抗原の合っていない配偶者
からの腎の生着率が高いことはよく知られている。しかし最近の腎保存方法や免疫抑制剤の進歩により生着率の差は低下しつつある。よって生着率という観点からは生体腎移植と献腎移植の差は小さくなりつつある。
むしろ問題なのは日本では献腎移植の数(臓器提供の数)自体が非常に少なく献腎移植を受けられる可能性が低く受けられるとしても登録から非常に長くかかる可能性が高いことである。具体的には現在移植登録患者数は13,000人であるが,実際に献腎移植に至っているのは年間150人であることを考えると非常に単純な計算では年待たないといけないことになる。しかし幸運な場合は数年以内に献腎移植が受けられる人もいることも事実である。この点は患者に説明しておかなければならない。
腎臓移植レシピエントの適応となる前提条件
腎臓移植レシピエントの適応を考える際に上記した腎機能の条件( GFRが15ml/min 以下で6カ月以内の透
析導入見込みないしは透析患者)以外に以下のことに対する考慮が必要である。
血液型
献腎移植ではABO血液型抗原は一致が絶対条件であり生体腎移植でも一致していることが望ましい。しか
し生体腎移植では血液型の違う輸血が可能な組み合わせと同様に移植後の処置(免疫抑制剤の強化や移植
腎への放射線照射など)により血液型不一致移植は十分可能である(表3))。問題は血液型不適合移植(表)であ
る。この場合移植後の超急性拒絶反応を抑えるためにA抗または抗B抗体を移植前に血漿交換二重膜濾過
血漿交換(DFPP )などによって除去し抗体値を下げる( 8~16 倍以下)ことが必須である。脾臓摘出を同時に行う施設も多い。このような処置によっても移植腎の生着率はABO一致例に比べ低いが最近の免疫抑制剤の進歩によりその成績は向上しつつある。現在生体腎移植においてABO血液型の不適合は腎移植の禁忌ではない。
組織適合抗原( HLA抗原)
組織適合抗原( HLA抗原)は腎移植においてはHLA-A,HLA-B,HLA-DR)の3つ( 1つにつき2対存在するので計6抗原)が重要である。HLA抗原は一致数が多いほど移植腎の生着率は高いがその差は大きなもの
ではない。献腎移植では数少ない献腎を最も有効な形で提供するために抗原の一致数が高い患者が優先
的に移植を受けられるシステムを採っているが,HLAの6抗原が全く一致していなくても移植は可能である。
実際,HLAの6抗原すべてマッチした献腎移植より,6抗原すべてが合わない夫婦間移植の成績のほうが良い。
よって腎移植においてはHLA抗原の適合は望ましいが必須ではない。
クロスマッチ(抗ドナー抗体の検出)
血液型やHLA抗原が不一致でも移植は可能であるがレシピエント血清とドナーリンパ球をin vitroで反応
させリンパ球融解(ドナー細胞表面抗原に対する抗体の存在を意味し超急性拒絶反応を起こす)が起こらないかをみるクロスマッチテストは陰性であることが絶対条件である。クロスマッチの陽性化はたとえ血液型やHLA抗原が一致していても起こりうる。特に以前に臓器移植を受けていたり妊娠や多量の輸血を受けた病歴を持つ患者ではクロスマッチ陽性率が高くなる。またクロスマッチテストが以前陰性であっても陽転化することもあるため注意が必要である。最近一部の施設(東京女子医科大学など)では移植手術前に血漿交換や免疫抑制剤治療(抗CD20抗体などを含む)を組み合わせて抗ドナー抗体の陰性化を図ってから移植を施行し良好な結果を得ている。よって抗ドナー抗体が陽性であっても移植できる可能性は残っている。
年齢
高齢者は合併症(心肺など)が多く感染にも弱いため術後の合併症が多いが免疫学的活動性の低下のためか
拒絶反応は少なく使用する免疫抑制剤も減量できる可能性がある。表のように高齢者は死亡による移植腎喪失のリスク(death with functioning graft :DWFG 移植腎機能は良いがその他の合併症で死亡する)は高いが死亡以外の原因(拒絶反応など)によるリスクは逆に若年者より低いことがわかる。ただ日本では多くの生体腎移植ドナーは親・兄弟姉妹・配偶者であるため患者が高齢であればドナーも高齢であることが多く手術が医学上の観点から無理な場合も多い。多くの施設は65歳までを一応の目安にしている。しかし患者が腎疾患以外の問題がなく手術可能なドナー候補がいる場合や献腎移植を望む場合は積極的に考慮してよいと思われる。
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2010年10月17日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
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電話:03-5778-9527
■ セミナーInformation
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2010年09月23日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
膵島細胞移植動画
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2010年08月03日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
膵島細胞移植
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2010年08月03日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状 特集!!世界最先端 糖尿病根治治療
糖尿病と膵島細胞移植
糖尿病
現在、糖尿病を世界の成人人口の約5~6%が抱えており、その数は増加の一途を辿っている。また糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群(AIDS)による死者数に匹敵し、糖尿病関連死亡は、AIDSのそれを超えると推計している。このような状況を踏まえ国際連合は、国際糖尿病連合 (IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会で採択し、インスリンの発見者であるバンティング博士の誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定した。日本でも、2007年11月14日には東京タワーや鎌倉大仏、通天閣などを「世界糖尿病デー」のシンボルカラーである青にライトアップし、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が展開された。
なお、国連が「世界○○デー」と疾患名を冠した啓発の日を設けたのは、12月1日の「世界エイズデー」に続き「世界糖尿病デー」が2つ目である
日本国内の患者数は、この40年間で約3万人から890万人程度にまで膨れ上がってきており、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)を含めると2210万人に及ぶとも言われる。厚生労働省発表によると、2006年11月時点の調査データから、日本国内で糖尿病の疑いが強い人は推計820万人であった。厚生労働省の2006年の人口動態統計(vital statistics)によれば、全国の死亡率の都道府県ワースト1位は1993年から14年連続で徳島県である徳島県を筆頭に、2位鹿児島県(14.2人)、3位福島県(14.1人)、4位鳥取県(13.7人)、5位青森県(13.6人)がワースト5であり
膵臓移植と膵島細胞移植
膵臓(すいぞう)全体を移植する場合とインスリンをつくる細胞(膵島細胞)だけを移植する場合があります。膵島細胞の移植では、自家膵島細胞移植と呼ばれる自分自身の細胞を移植する場合と、同種膵島細胞移植と呼ばれる他人の細胞を移植する場合とがあります。耐えがたい痛みのある慢性膵炎の患者で膵臓を摘出しなければならないような場合、糖尿病の発症予防に自家膵島細胞移植を行います。同種膵島細胞移植や膵臓全体の移植は、コントロールするのが難しい糖尿病患者で、まだ深刻な合併症を引き起こしていないケースで行われます。
膵臓全体の移植は、腹部の切開や全身麻酔を要する大手術です。レシピエントの膵臓は摘出されません。手術には3時間ほどかかり、入院は1〜3週間です。
対照的に、膵島細胞の移植は大手術ではなく局所麻酔だけですみ、入院も不要か、あっても短期間ですみます。膵島細胞は、レシピエントのへその部分の静脈に細い針で注射するか、肝臓へつながる静脈にチューブを使って注射します。
糖尿病患者で膵臓移植を受けた人の80%以上、膵島細胞移植を受けた人の約75%は、術後に血糖値が正常となりインスリンを使う必要がなくなります。しかし他人からの膵臓あるいは膵島細胞を移植した場合、免疫抑制薬を服用する必要があります。この薬には感染症にかかりやすくなるなどの副作用があって不利益をもたらします。したがって、インスリン投与により極端な低血糖に陥ったり、糖尿病をしっかりコントロールしにくいというリスクと、糖尿病は十分コントロールできるが感染症にはかかりやすくなるというリスクとの兼ね合いで、移植の適否を判断します。普通は、免疫抑制薬を使った場合のリスクを考えて、膵臓移植の適用は、何らかの理由ですでに免疫抑制薬を服用している患者に限られてきました。たとえば腎不全のためにすでに腎移植を受けているケースです。膵臓と腎臓の同時移植もよく行われます。
糖尿病の根本治療法をマウスで確立
膵島細胞移植、早期拒絶反応の制御に成功
2010年2月2日プレスリリース
理研免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口克(まさる)グループディレクター(免疫制御研究グループ)と福岡大学 安波(やすなみ)洋一教授の研究グループは、マウスを使った実験で、糖尿病の重篤(じゅうとく)な患者に行う膵島(すいとう)細胞移植で起こる早期拒絶反応が、細胞核内のタンパク質「HMGB1」が原因で起きることを発見した。また、拒絶反応の発症を判定する方法と、治療法の確立にも成功した。
国内の糖尿病患者約890万人のうち、生涯インスリンを注射し続けなければならない重症患者は約10万人。その治療法として2000年以降行われているのが、インスリンをつくる膵島細胞の肝臓への移植だ。これまでに世界で1000以上、国内で18の移植症例が報告されている。しかし、移植後、数時間のうちに起こる早期拒絶反応が大きな障害になっていた。
今回、研究グループは、独自に開発した糖尿病モデルマウスを使って詳細な実験を行った。その結果、膵島細胞が大量のHMGB1を持つこと、さらに膵島細胞を肝臓の動脈へ移植する際に虚血(きょけつ)現象(動脈血量の減少による貧血)が起こり、それが引き金となってHMGB1が細胞外へ放出され、早期拒絶反応が起こることを突き止めた。
実際、マウスにおいてはHMGB1抗体投与によって、移植膵島細胞の早期拒絶反応を回避する治療法の確立に成功し、移植する細胞数はこれまでの4分の1以下と移植効率も大幅に改善した。今後、重症糖尿病の根本治療を目標に、4~5年をめどに臨床研究を進める
糖尿病と言えば、昔は贅沢病とか言われるほど、一般庶民には縁遠い病気であった。
しかし、現代社会では、糖尿病とその予備軍を含めると、日本では約2210万人が患っているとされる。
糖尿病は、簡単に説明すると、血糖値が上昇したまま下がらない状態。
すなわち、血液がドロドロとなった状態なのです。(1型糖尿病)
血糖値を下げる役目を果たすのが、膵臓から出るインスリンです。
インスリンの分泌に追いつかないほど、血糖濃度がドロドロの状態となる病気が糖尿病なのです。
糖尿病そのものよりも合併症を併発するのが、糖尿病の恐ろしい点なのです。
糖尿病の3大合併症といえば、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害です。
糖尿病網膜症は、眼球の毛細血管が詰まってしまい、失明に至る病気。
糖尿病腎症は、老廃物を濾過(ろか)する腎臓の血管が詰まり、やがては、人工透析に至る病気です。
糖尿病神経障害は、足の先の毛細血管が詰まり、足が壊疽(えそ=腐ること)する病気で、腐った足は切断しなければなりません。
糖尿病は、現代の医療技術を持ってしても治癒することはできない、典型的な不治の病です。
しかし、最近注目されているのが、重症糖尿病の根本的治療法として期待される膵島(すいとう)細胞移植。
膵島細胞移植には、タンパク質の一種「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げることをマウス実験で突き止めた。
HMGB1の抗体投与で、拒絶反応を抑え移植効果を格段に高めることも判明。
米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に、2010年2月2日に掲載された。
福岡大の安波洋一教授(再生・移植医学)によると、HMGB1の抗体を治療薬として投与し拒絶反応を抑える方法がヒトでも確立されれば。
糖尿病1型の重症患者に対する根本治療として膵島細胞移植の普及が大幅に進むと語っている。
早ければ4~5年後には、1型糖尿病の治療を開始できる見込みという。
・日本人の糖尿病と、その予備軍。何と約2210万人!!
糖尿病に対する移植治療―膵島移植の現況―
信州大学医学部外科学講座⑴
三田篤義
はじめに
1型糖尿病は自己免疫的機序によりインスリン産生
細胞である膵臓内のβ細胞が破壊され,重症になると
体内でほとんどインスリンが産生されなくなるためイ
ンスリン補充療法のみでは調節が難しく,高血糖,あ
るいはインスリン投与量の過剰による低血糖のために
意識消失や動脈硬化の進行による心筋梗塞,腎不全な
ど生命に危険が及ぶ重篤な合併症を引き起こす。
膵島移植は,そのような重症1型糖尿病に対する新
しい治療であり,膵臓から分離したβ細胞を含む膵島
細胞を肝臓の門脈内に注入する組織移植のひとつであ
る。ことに2000年にShapiroらにより報告されたエ
ドモントン・プロトコールによる劇的な治療成績の改
善により,膵島移植は一躍次世代の糖尿病治療法とし
て脚光を浴びている。重症1型糖尿病に対する移植治
療としては他に膵移植があるが,こちらは膵島細胞を
含む膵臓を開腹手術によって移植する方法である。
膵島移植の適応基準
膵島移植の適応基準は表1に示したとおりである。
インスリン補充療法のみでは血糖安定性が得られない
重症1型糖尿病が適応となる。末期糖尿病性腎症を合
併している場合は膵島移植の適応外であるが,腎移植
後6カ月以上経過し,血清クレアチニン1.8mg/dl以
下で直近6カ月の血清クレアチニン上昇が0.2mg/dl
以下かつ持続的上昇を認めない,ステロイド内服量
10mg/dl以下などの条件を満たせば膵島移植の対象
となる。
膵島移植のためのレシピエント登録は,膵・膵島移
植研究会で認定を受けた施設で行うことができる(表
2)。2007年12月末の時点で157名が登録され,18名が
膵島移植を受けた。
膵島移植の実際の手技
膵島移植の手順は以下の如くである。
1.ドナーからの膵臓摘出
欧米では,膵移植と同様に,脳死ドナーから摘出し
た膵臓を用いて膵島移植が行われている。膵移植では
Body Mass Index(BMI)が低く,若いドナーの膵
臓がグラフト生着率が高いのに対し,膵島移植におい
て最も数多くの膵島細胞を分離しうるのはBMI が30
以上で中年以降のドナーの膵臓からであり,ドナー選
択において棲み分けがなされている。
それに対して日本では,組織移植である膵島移植は
No.2,2010 75
信州医誌,58⑵:75~76,2010
表1 膵島移植の適応基準
1.適応
① 内因性インスリン分泌が著しく低下し,インスリン
治療を必要とする。
② 糖尿病専門医の治療努力によっても血糖コントロー
ルが困難
③ 原則として75歳以下
④ 膵臓移植,膵島移植について説明し,膵島移植に関
して本人,家族,主治医の同意が得られている
2.禁忌条件
① 重度の心疾患,肝疾患(心移植または肝移植と同時
に行う場合には考慮する)
② アルコール中毒
③ 感染症
④ 悪性腫瘍(5年以内に既往がないこと)
⑤ 重症肥満
⑥ 未処置の網膜症
⑦ その他移植に適さないもの
表2 膵島移植認定施設
東北大学医学部附属病院
福島県立医科大学附属病院
国立病院機構千葉東病院
京都大学医学部附属病院臓器移植医療部
大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科
神戸大学医学部肝胆膵外科
福岡大学医学部附属病院
筑波大学臨床医学系外科
東京女子医科大学第3外科
日本医科大学第1内科
名古屋第2赤十字病院移植外科
豊橋市民病院血液浄化センター
京都府立医科大学移植内分泌外科
岡山大学医学部・医学部附属病院
糖尿病に対する移植治療―膵島移植の現況―
信州大学医学部外科学講座⑴
三田篤義
脳死ドナーから摘出された膵臓を用いることが困難な
状況にあり,現在は心停止ドナーの膵臓が用いられて
いる。膵島細胞は虚血に陥るとapoptosisを引き起こ
すため,膵臓摘出に際し如何に阻血時間を短縮するか
が重要である。日本では,心停止ドナーからの腎摘出
に際し,心停止となる直前に血管にカニュレーション
を行い,心停止とともに潅流液を流して臓器保存をは
かる方法が定着しており,膵島移植における膵臓摘出
でも同様な方法を取り入れ,臓器の温阻血防止に努め
ている。
2.膵島分離
摘出した膵臓から血管や脂肪組織を取り除き,膵管
内に消化酵素の一種であるCollagenaseを注入する。
続いて,膵臓を小片に切り分けてCollagenaseを含
む溶液に浸し,閉鎖回路の中で潅流させながら溶液の
温度を上げていくとCollagenaseの消化作用により
膵臓内の結合組織が分解し,膵島が外分泌組織から分
離される。ほどよいタイミングで冷却することにより
Collagenaseの反応を止めると,膵外分泌組織から分
離された状態の膵島細胞を多く含む溶液が得られる。
この溶液から,比重溶液を用いた遠心分離によって膵
島細胞のみを純化する。
膵島分離・純化の利点は,① 移植する組織量が減
ること,② 合併症の原因となる膵外分泌組織を除け
ること,であるが,分離・純化自体がストレスとなり
膵島細胞のapoptosisを誘導することが知られており,
膵臓中のすべての膵島細胞を回収するのは困難である。
したがって膵島分離・純化の良否が回収できる膵島細
胞数を大きく左右し,膵島移植の成績に多大な影響を
与える。
3.膵島細胞の門脈注入
分離・純化し回収した膵島細胞をバッグに充填し,
肝臓門脈内に注入する。透視下に経皮経肝門脈穿刺を
行い,ガイドワイヤーテクニックにより門脈本幹にカ
テーテルを留置し,点滴の要領で膵島細胞を移植する。
この際門脈血栓症が問題となるが,その予防として移
植する組織量を10ml以下にする,一定圧で注入し,
門脈圧が高くなったときには注入を中断する,ヘパリ
ンを併用する,といった工夫がなされている。カテー
テル抜去時には出血を予防するため肝実質内にスポン
ゼルを充填し手技を終了する。
全身麻酔下で開腹手術を要する膵移植と異なり,膵
島移植は局所麻酔下に行うことができ,所要時間も短
い。低侵襲な手技であるため,数日後に退院すること
も可能である。膵島移植は合計3回まで行うことがで
き,膵島移植後にHbA1cが7.0以上,または重症低
血糖発作を認める場合は追加移植の適応となる。
膵島移植の成績
脳死ドナーからの膵島移植が行われている欧米では,
80%以上のレシピエントで移植後1年以内にインス
リン離脱した,と良好な成績が報告された。しかし長
期成績をみてみると,移植後の経過とともにグラフト
機能が徐々に低下し,移植後5年インスリン離脱を維
持できるのは20%に満たないことが明らかになって
きた。Cペプチドの分泌は保たれていることから完
全なグラフト喪失ではないため,インスリン治療を再
開しても移植前に比し血糖コントロールは良好で,重
症低血糖発作や動脈硬化などの合併症を減らす効果は
認められている。現在は免疫抑制療法の工夫により長
期成績の改善へ向けて臨床研究が続けられている。
日本における心停止ドナーからの膵島移植ではイン
スリン離脱を得ることが難しく,現段階ではインスリ
ン治療による血糖コントロールを改善するのが精一杯
である。しかし,膵島移植は低侵襲なため,重篤な合
併症を来すことは稀であり,手技に伴う死亡がこれま
でに1例も報告されていない。多くの血管合併症を有
する重症糖尿病患者に対し全身麻酔下の開腹手術を要
する膵移植では,欧米からの報告で10%前後の周術
期死亡を認めており,膵島移植の低侵襲性は大きな利
点と考えられ,膵島分離・純化や免疫抑制療法の改良
などによりさらなる成績の向上が期待される治療である。
まとめ
膵島移植は,ドナーから摘出した膵臓から膵島細胞
を分離して肝臓門脈に注入する組織移植であり,重症
1型糖尿病がその適応となる。低侵襲な治療であり,
成績の向上へ向けて臨床研究が進められている。
文献
1) Shapiro AM,Lakey JR,Ryan EA,Korbutt GS,Toth E,Warnock GL,Kneteman NM,Rajotte RV :Islet
transplantation in seven patients with type 1 diabetes mellitus using a glucocorticoid-free immunosuppressive
regimen. N Engl J Med 343:230-238, 2000
2) 膵・膵島移植研究会膵臓移植斑:膵島移植症例登録報告(2008). 移植43:482-485, 2008
3) Ryan EA,Paty BW,Senior PA,Bigam D,Alfadhli E,Kneteman NM,Lakey JR,Shapiro AM :Five-year
follow-up after clinical islet transplantation. Diabetes 54:2060-2069, 2005
■糖尿病治療・点滴によるインスリン分泌細胞移植の体制が整う(2002年8月3日)
——————————————————————————–
心臓死した人間の膵臓から、インスリンを分泌する「膵島細胞」を取り出し、1型糖尿病患者に点滴によって移植する治療体制が整いました。国立佐倉病院(千葉県佐倉市)の剣持敬・外科医長を中心に、全国の医師らで構成される「膵・膵島移植研究会」の作業班が、1996年から継続してきた検討結果に基づき、実施マニュアルを完成させたものです。提供者が出れば、今月中にも移植に向けた国内初の膵島細胞の抽出作業が始まる見通しになっています。
膵島は、直径0.1~0.3mmの球状の塊で、膵臓内に成人一人あたり約100万個が点在します。「ランゲルハンス島」とも呼ばれ、インスリンを分泌します。
国立佐倉病院によると、移植の対象となるのは、インスリンが分泌できない1型糖尿病(≒インスリン依存型糖尿病)患者です。提供者の膵臓を摘出後、遠心分離法によって分離した膵島細胞を凍結保存し、一定量が蓄えられた時点で、肝臓内の血管である門脈から点滴して肝臓に生着させ、インスリンを分泌させるものです。ただし、拒絶反応の問題があるため、点滴による移植後は、
免疫抑制剤の服用が必須となります。
マニュアルには、
膵島移殖を希望する患者と家族に十分な説明を行う、
膵島の分離、保存などはマニュアルに示す基準を満たした施設で行い、公平な移植ができるようにする、
患者や提供者のプライバシー保護に配慮する-
などが盛り込まれています。
膵島移殖は、臓器本体の移植と異なり、開腹手術が不要で患者の負担が小さいことが特徴です。また、膵島そのものは遺族の同意だけで摘出できます。海外では1990年代から本格的に始まり、実施例は約500に上ります。米国やカナダでは、最近「エドモントン・プロトコル」と呼ばれる方法が主流となりつつあり、インスリン注射から完全に離脱したケースも数多く報告されています。
ただ、ステロイド系の免疫抑制剤は血糖を上昇させるなどの弊害があり、シクロスポリン(*1)などを併用した場合でも、こうした旧世代の免疫抑制剤を使った膵島移植では、移植1年後の成績は10%以下でした。これに対し、最近ではFK506(タクロリムス)(*2)やMMF(*3)など、非ステロイド系でかつ新世代の免疫抑制剤を使うようになり、飛躍的に移植後の成績が向上したようです。
なお、これら免疫抑制剤は強化インスリン療法の費用とあまり変わらない(年間50万円~200万円)ので、費用負担の面ではあまり改善さないことと、免疫抑制剤の服用によってガンや感染症のリスクも高まるので、それらの管理には慎重な注意が必要です。
1型糖尿病(≒インスリン依存型糖尿病)は、国内に600万人以上いると推定される糖尿病患者のうち4~6%を占めます。根治療法としては、膵臓の臓器全体を移植する手術が有効ですが、臓器移殖の例はまだ少ないのが現状です。今のところこの膵島移植は、発症後まだあまり期間が経過していないブリットル(不規則変動)型の方が主な対象となるようです。
同研究会によると、膵島細胞は、臓器移植には適さない膵臓から取り出すため、待機患者の多い臓器移殖を補完する形になるそうです。提供者の人数の問題もあって、膵島移殖は年間数例で推移すると見られていますが、将来的には、どの部位にも変化できる幹細胞からインスリンを分泌させる細胞を作り、自己移植する「再生医療」に応用できる可能性があるとされています。
剣持医師は、「臨床例を重ねて、糖尿病の根治療法の確立に役立てたい」と話しています。
シクロスポリン(*1):
シクロスポリンは、氷河由来の真菌の代謝産物で、主としてT細胞(ヘルパーT細胞)によるインターロイキン-2(IL-2)やインターフェロンγなどのサイトカイン産生を阻害することで、免疫抑制作用を発揮する。
FK506(タクロリムス)(*2):
筑波山由来の放線菌の代謝産物で、IL-2の転写阻害・メッセンジャーRNAの発現抑制等を介してT細胞の分化・増殖を抑制する。その作用は選択的で、他の免疫担当細胞である顆粒球やマクロファージの機能には影響しない。また、ステロイド剤の使用量が少なくて済み、その副作用の軽減ができるとされている。藤沢薬品工業製。
MMF(*3):
ミコフェノール酸モフェチル。核酸の合成を阻害して、特異的、かつ可逆的にT細胞及びB細胞の増殖を抑制する。
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2010年08月03日
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渡航移植How to 講座内容
渡航移植の為のHow to 講座
海外で臓器移植及び日本で受ける事が難しい最先端医療を受ける為のノウハウについてセミナーを開催します。
海外での移植を考える時、日本国内では殆ど信用にたる情報を見つけるのは難しい状況です。まずは公に公開された専門セミナーでしっかりとした知識を確立させたうえで次の打つべき手を模索されては如何でしょうか? 日本で唯一人の海外臓器移植アドバイザーがお役にたちます。
セミナー詳細
はじめに
移植アドバイザー紹介
1. 渡航移植の現状
2. 歪められた情報と真実(海外移植は危険では無い)
3. 各国別費用と内訳
4. リスク回避の方法
5. 各種臓器移植
6. 糖尿病根治治療としての世界最先端治療膵島細胞移植とは?
7. 膵島細胞移植費用他
8. 渡航移植までの具体的な準備とフロー
9. 質疑応答
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2010年08月03日
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全国セミナーツアーを開催!近日スタート
医療は情報だ!
自分の身体は自分で守るしかありません!それを助けてくれるのが確かな情報なのです。
現在日本の糖尿病患者は890万人を超え、予備軍を入れると2210万人とも言われております。また、糖尿病から腎不全等の合併症を患う患者など人工透析を必要とする患者は約30万人を超えています。
しかし実際国内では現代の医学で最も有効とされる臓器移植は殆ど難しい状況で有り、さらに世界最先端医療として糖尿病根治治療と言われる膵島細胞移植等、日本ではまったく受けられない状況にあります。
しかし世界に目を向ければ、このような治療を受けられる国や病院があります。
日本人は日本の医療が世界最高峰と思っている方が殆どであると思いますが、実際日本の有識者に聞いても日本の医療は現在世界のガラパゴスというようになぞられているのが現状なのです。
現に殆どの最先端機器は外国製が占め、また最先端医療はアメリカやヨーロッパから入っています。日本の医師も諸外国からの研修により学んでいるのが現状です。
また国民に対して諸外国の情報は殆ど入ってこない状況でした。しかし世界はメディカルツーリズムが進行し、今や最先端の医療を格安で受けるため海を渡る事は日常化しつつあります。
我々日本人にもやっと鎖国を破り、真の世界の医療情報が入ってくるようになったのです。
現在は日本でも人工透析前に腎移植をする患者が増えてきています。この様な患者は殆どがインターネット等を通し、最新の、そして詳細な情報を取り入れる事のできる方々です。
しかし残念ながら日本ではその様な治療を必要とする患者は高年齢で有り、アナログの方が多く、情報収集が難しい現状があります。そこで今回この様な患者の皆様の為に、全国セミナーを開催しようと思います。
南は沖縄から北は北海道まで全国でセミナーを開催致します
乞うご期待ください!
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2010年08月03日
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「腎臓をいたわるための10ヶ条」
末期の腎不全で透析が必要になる人は現在27万人を超えていて、
透析予備軍と言える人は1300万人以上いるという統計もあります。
順天堂大学医学部腎臓内科教授の富野康日己教授は
「腎臓をいたわるための10ヶ条」を提唱しています。
その10ヶ条は、以下のとおりです。
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2010年04月24日
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透析と腎移植の違い
この記事は、アメブロのある看護士様が記事投稿された文面から掲載させて頂きました。
腎移植と透析の違い
腎移植が成功すると、透析を受けていた時とは比較にならないくらいの恩恵があります。
・日々の食事や水分摂取の厳しい制限から開放される
・週2~3回数時間に及ぶ透析のための通院が不要となる
・自由に旅行や移動が可能になる
・長年の透析治療でも防ぎきれない循環器、骨、内臓などの様々な合併症の進行も止まり、時には改善
・女性にとっては妊娠出産の可能性が飛躍的に向上
・医療費の点でも比較にならないくらい軽減
平均的な経過をたどっている腎移植患者さんでも一人当たり1千万円以上もの医療費が節約
透析は年間500万かかるが、腎移植は1年目は手術があるため3ー400万円かかるが、それ以後は免疫抑制剤の投与のみなので、医療費が大幅に低くなる。また、透析治療に比べ、移植患者は合併症が少ないため、術後の医療費の節約もできる(透析は年数が伸びれば合併症が増える)
このように、腎移植は透析に比べてはるかに優れた治療であり、現時点では唯一の根治治療。透析は対症療法でしかない。透析は尿毒を10%しか取れないため、長年の間に毒素がたまり、合併症が発症する。辛い通院も時間の拘束も透析での体調の苦しさも厳しい食事や水分の制限があるなど苦行を強いらたり、社会生活にも障害が出るが、腎移植の場合は100%腎機能が復活するため、健常人に近い生活が可能となる。
腎移植は医療技術としても既に20年以上経っており、諸外国にひけをとらない成績で、日本の術後ケアの技術は世界最高といわれているそうです。
わが国の慢性透析患者数は26万人に達しさらに毎年3万人以上が新規に導入され、これに対して、唯一の根治的治療法である腎移植数は年間わずか1000件程度。しかもその多くが生体間の移植で、死後の提供による献腎移植は100件前後。日本臓器移植ネットワ-クに登録している待機患者数は1万人以上。
脳死移植が実現した今日でも、我が国の移植医療に最も不足しているのは提供者数が少ないことと言えるでしょう。みなさんはドナーカード(臓器提供意思表示カード)でご自分の意思を表示してらっしゃいますでしょうか?イエスでもノーでも。
新しい取り組みをされており、腎移植の成績が安定しているとは言ってもより良い成績を目指した研究と研鑚が行われています。
献腎移殖では、より正確で効率の良い組織適合性(HLA)検査や提供腎摘出技術の開発改良が必要であり、生体腎移植ではより負担のない手術方法の開発により提供者、受腎者ともに移殖が受けられる可能性の拡大に取り組むことが求められています。提供者の身体的精神的負担の少ない技術も開発されてきています。
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2010年04月22日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
海外移植事情と渡航移植を考える患者に対する一考察
わたしも7年前友人が肝臓がんと診断され、中国での移植事情を調査するまで、まったくと言ってよい程移植というものに対する認識がありませんでした。
当時は海外での移植に関する情報は全くといってよいほど皆無に近い状況でありました。
わたくし自身友人からの調査依頼があるまで、日本での移植事情や、ましてや海外での移植事情などまったく知らなかったことは一般的にはごく当たり前のことであると思われます。
そういった中で、当時中国ではわたしが調査してみるとあらゆるところで移植がされており、腎臓移植も肝臓移植も殆どの大病院では日常のごとく取り行われていた訳です。
わたしはその状況に驚き、何故日本ではまったくと言ってよい程可能性がないものが、この地では毎日のように取り行われているのか、友人の様に余命宣告された人間がこの情報を知ることができれば命を救う事ができうるのに・・・そう思った事を今でもついこの間の事の様に思いだします。
あの当時中国では外国人は大歓迎で病院が一丸となって協力体制を持っていました。
わたしがお付き合いさせて頂いた病院はいずれも中国のトップの病院で有り、医師でありました。
しかし現状中国は対外的にイメージを変える為、外国人の移植をストップしてしまいました。
フィリピンも2008年まで国を押してメディカルツーリズムとして移植ツーリズムを推し進めておりましたが、アロヨ大統領の一言で方向性を一転させてしまいました。
人の世の中とは正悪では無く、ご都合で法律などは一瞬で変わってしまいます。
あの当時中国やフィリピンで移植した患者は堂々と最高の病院で最高の医師に移植手術を受ける事ができました。
現在はどうでしょう。
二つの国は窓口を閉めてしまいました。
それにより、腎移植を希望する患者や肝移植が出来ない患者等、余命宣告されてもどうにもできない状況に追い込まれています。
わたしは今日本に帰国し、日本の法律上直接的に患者の皆さんを救うことはできません。
しかし世界の移植事情に精通する日本では唯一のアドバイザーに成りえる経験を持っております。
わたしのサイトを閲覧しわたくしにメールや電話をしてこられる患者の方々は、殆どの方が道理をわきまえ、事前に十分な情報収集をされています。
この海外移植に関する情報はクローズマーケットの為、黒い世界の人間が参入しやすい世界です。
まずは患者の方はしっかり情報を収集し、斡旋団体等があれば直接事務所などを訪問し、担当者としっかりした話をすることが最低限必要となります。
できれば複数の団体と面談する事を推薦致します。
移植手術は直接命に関わる問題であり、海外渡航移植は日本に居ては見えない部分ばかりです。ご自分の命を預ける程の信頼が得られるところをしっかりと見定めることが重要です。
※ 現在も中国、フィリピン(生体間)などは法律で外国人の移植は止められています。
※ 参考サイト:http://blog.yahoo.co.jp/neiko1217/MYBLOG/yblog.html (2007年まで)
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2010年03月13日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
中国での外国人患者ビジネスビザの可能性
2009.11.03 Tuesday
つい先日、海外の移植事情が厳しくなる中、とても良いお話が入ってまいりました。
日中友好協会の関係で、在日中国人で医師の方のご協力を頂き、中国衛生部の高官内諾の上、ビジネスヴィザによる日本人患者受け入れの窓口を開けて頂きました。
これまで中国方面をコーディネートするNPO法人関連団体は、日本人患者として観光ヴィザに於ける中国での移植ができないことから、残念ながら違法に中国人名義のIDを作成し、日本の患者が中国で移植する際、日本人としてではなく、中国人として病院に入院し、手術するという方法を取っていました。
今回ビジネスヴィザ取得が可能となると、日本人として正式に中国での移植が可能となります。この点を今後セミナー等を等して情報公開して行きたいと思っております。
今月2009年11月30日セミナーを開催致します。
この左手のアドセンス広告をご覧ください!※注意!こちらは臓器移植関連で掲載されている広告サイトです。
こちらに掲載されているNPOサイトは、NPO活動は無く、単なる利益目的のブローカーです。ご利用になる場合はしっかり面談し、対応者等の信頼が得られない場合は注意する必要があります。
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2009年11月04日
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最新医療の現場(準備中)
ここには最新医療の現場のことを書いていきます。
(準備中)
2009年09月06日
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カテゴリ: 海外臓器移植の現状
腎移植手術決定から退院までのフロー(フィリピン編)
2007年4月よりフィリピンでの外国人の生体間移植は全面的に法律により停止となりました。
一部のサイトでフィリピンでの移植ができる旨をうたっていますが、全て違法で有る事を認識する必要があります。
現在フィリピンで許されている移植は通常の外国人枠による死体間移植です。
この移植も唯一フィリピン国立腎臓研究所のみでの取り扱いと成っております。
費用は一律6万ドル(約500万円程度)です。
個人でフィリピン国立腎臓研究所へお申し込みの場合(外国人枠にて)
1. 移植意思の通知(Eメールもしくはお電話により直接現地病院へ)
2. この時点で英語が出来ない方は現地の通訳を必要とします。(現地通訳会社等が分からない場合は調べ方をご指導致します)
3. 必要書類(基本データ)をご送付戴きます。(データフォームからご使用ください。)
4. フィリピン専門医師の診断
5. 移植手術可能性可否の決定通知(診断後移植の可能性有りと判断された場合)
6. さらに血液検査データ、尿検査データ、心肺機能検査等お受けいただいている資料があればできるだけご送付願います。特に病歴については事前にお知らせ戴きます。
※以下5から7は直接検査に起こしになられる方は不要になります。
7. 血液サンプルとHLA検査データをご送付戴きます。国際宅急便等(フェデックス、DHL、EMS等)
8. 血液サンプル送付と同時に検査代金を現地病院へお振込み戴きます。
9. HLAデータは日本臓器移植ネットワークセンターに登録済みの患者様であれば、そちらにお問い合わせ戴ければデータを出して戴く事ができます。 また、もしまだHLAデータを御取りでない場合は民間の検査機関にて検査をしてください。
10. その後は献腎が現れるまで待機となります。
11. 待機中にパスポートの取得(有効期限半年以上有効なもの)をして頂きます。
12. ドナーの知らせが有った場合翌日のフライトにより現地病院へ直行願います。
13. ビザは突然の出発となりますのでノービザでおいでいただき、現地にてビザ申請を病院を通して取得して戴きます。
14. 移植手術の為の費用は現金でお持ちになるか、振込み(振込みの場合はご家族に現地病院口座へ直接お振込します。
15. 来比 到着空港に事前にお願いする病院通訳がお出迎え致します。
16. 到着後直接病院にチェックインし、時間によっては直ぐに検査となります。
17. レシピアント検査(組織適合性検査の他に移植できる状態と判断する為の全ての検査)ドナー検査 患者に透析が必要な場合透析
18. ドナーの血液と患者様の血液を実際に混ぜて反応を確認する「クロスマッチング検査」を経て、手術に対して問題が無いと判断されれば移植手術に臨んでいただきます。
19. 手術
20. インフォームドコンセント担当医師より手術に於ける説明及び意思確認を受けます。(手術同意書等)
21. 移植手術は、通常要する時間は、3〜4時間程度です。
22. 術後1日〜3日リカバリールームを経てTICU(移植集中治療室)完全看護、感染症等予防の為、その後VIP個室へ(病院滞在は術後約1週間)
23. 移植手術終了後は術後の経過にもよりますが、およそ2〜3週間の間、一日に最低2,000ccの水を飲まなくてはなりません。
24. 今までは、望んでも水分の摂取を制限されていた患者さんですが、手術後に新しい腎臓が正常な活動を開始すると、逆に水分への欲求が無くなり、2,000ccの水を摂取することが非常に苦痛に感じられることが多いようです。
25. しかし、プライベート・ナースから数時間ごとに水の摂取を指示されますので、この指示には必ず従ってください。
26. 病室に戻って来られてからは、早い方で4日目位から自力でお手洗いまで歩かされます。未だ患部が痛いとは思いますが、努めて運動するようにしてください。
27. 医師から退院の許可が下りると、今度は病院近くのホテルに移動していただきます。
28. ホテルにも、サポーターが付き添い、各種の記録を作成して医師に提出します。
29. 患者は、ホテルから病院まで1週間3回通って、各種の検査を受けていただき、 このころには、免疫抑制剤の処方量も、ほぼ確定してまいります。経過にもよりますが、おおむね1週間から10日間ほどホテルから病院に通院していただき、医師の帰国許可を待って、日本にお帰りいただきます。
30. 検査や診断、また、帰国に際しては、通訳を付き添わせると良いでしょう。。
31. (上記の概略は、平均的な術後状態を示す患者様のケースであり、すべての患者様にあてはまるものではありません。患者様個々の状態により、入院期間・通院期間は異なって参ります。
32. 帰国後の管理(アフターケア)帰国後は、移植医療を行なっている国内の病院に継続通院(最初の一月目は2週間に一度、その後月に1回ほど)をしていただきます。
33. 現地医師団は、日本の医師が術後の流れを理解するための診断書等の書類を作成します。
34. また帰国後に予後管理をお願いする病院が決まっていなかったり、探し方がわからない患者様には、医療機関の確保方法についてアドバイスさせていただきますので、どうぞ ご相談ください。
35. なお移植手術後は、HLA を高度にマッチングさせたとしても、免疫抑制剤を服用している限りは免疫力が低下しています。アフターケアを担当してくださる医師からも説明があると思いますが、特に以下の事柄に十分ご注意ください。
36. ・人混みを避ける(特に術後の数ヶ月)
37. ・手洗い及びうがいの励行
38. ・感染性疾患に罹患している人に近寄らない
39. ・ペットなどとの濃厚な接触を避ける
40. ・医療機関(歯科医も)を受診する際には、免疫抑制剤を服用していることを必ず告げる。
41. ・市販薬の服用は極めて慎重に
42. ・身体を冷やしたままにしない
43. ・塩分の摂取は出来るだけ少量に
44. ・生ものの摂取は慎重に
45. ・水分の補給は、こまめに十分に
46. 透析からの離脱を果たしても、正常に機能している腎臓は一つだけです。
47. くれぐれも無理を重ねぬよう、以上の事柄に留意いただき、『いのちの贈りもの』を大切にして、末永くご健康にお過ごしください。
48. 【保険・医療費控除について】
49. 生命保険や医療費控除の活用方法に関する情報をお知らせいたします。
50. 現時点で有効な生命保険または医療保険にご加入の場合、外国での治療であっても、現地医師作成の診断書を添付することにより、手術給付金および入院給付金の請求を行うことが可能ですから、詳しくは各保険会社にお問い合わせください。
51. また同様に、現地医師の医療費領収書を添付することにより、200万円を上限とした所得税の医療費控除が受けられます。ただし国外での治療のため、高額療養費などの医療費そのものの還付を受けることは出来ません。
52. 詳しくは、税理士または市区町村の税務課までお問い合わせください。
53. 保険や税の控除を上手に利用しましょう。
2009年09月03日
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カテゴリ: フィリピンでの移植
オーストラリアでの肝臓移植事情
豪全国紙オーストラリアンは、クインズランド州ブリスベーンの州立病院で1990年代に、多くの外国人患者が18万豪ドル(約1500万円)を支払って肝臓移植手術を受けていたと報じた。大半は、医療ビザを取得して入国した日本人だったという。
同紙によると、移植手術は豪州人の待機者が優先され、提供者の肝臓と血液型などが合わない場合に外国人に順番が回ってきた。昨年は、同病院で行われた36件の移植手術のうち、日本人患者は2人だった。
2009年09月03日
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カテゴリ: オーストラリアでの移植
オーストラリアの移植の現状
近年オーストラリアでの外国人移植枠は撤廃となった。
移植リスクの比較 「生きる」ために選択 産経新聞より抜粋
≪ブリスベーンの風 移植先進地からの報告≫
「フリーダム(自由だ)!」。サンタクロースのようなひげを生やしたポール(61)=仮名=は、今の心境を一言でこう表現した。
オーストラリア東部、クイーンズランド州のある町で、運送業を営んでいた。2年半ほど前、腎不全を患って働けなくなった。自宅で人工透析の機械に数時間つながれる日が、当初は週3日、途中からは週5日。「ほかの日もすぐに激しい疲労に襲われてしまうんだ。人はただベッドで寝ているだけだと思うだろうけど、あまりに辛いんだ」
今年5月、医師から電話で「がんの腎臓だが、移植を受けられる」と知らされた。病院で詳しい説明を受け、迷わず移植を受けると決めた。「とにかくあの機械から逃れたかったんだ」
手術は5月22日、州都ブリスベーンにある州立プリンセス・アレクサンドラ(PA)病院で行われた。クイーンズランド州内の腎・肝移植を一手に行う中核病院だ。がんの見つかった患者の腎臓を摘出し、がんを切除したうえで、ポールの体に移植する。
手術は成功し、腎機能は順調に回復した。
「翌日にはそこらを歩き回っていたよ。普通の生活に戻ったんだ。あの機械に縛られていたころは、週末のショッピングにも行けないし、バーベキューをしても満足に食べられなかった。今はOKさ。トラックの運転もできるよ」
ポールは太い腕でハンドルを握るまねをしてみせた。
◇
PA病院では1996年以降、既に42人がポールと同じ手術を受けた。提供された病腎の摘出は州内の8病院で行われ、広域の提供システムができあがりつつある。さらに昨年以降、シドニーのロイヤル・プリンス・アルフレッド病院などでも3例行われるなど、他州に拡大しつつある。
がんの再発を招く恐れのある病腎移植が、なぜこの国では容認されるのか−。その答えはごく単純で合理的だ。キーワードは「リスクの比較」と「生活の質」。
腎機能が低下する腎不全の症状を根本的に改善する方法は、透析と腎移植の2つしかない。豪で透析患者が移植を受けられるまで待つ期間(待機期間)は4〜5年だ。透析患者は年8%のペースで増えるのに、死体腎のドナー(臓器提供者)数は増えないため、待機期間は長くなる一方だ。
移植待機中の透析患者の年間死亡率は平均16%。この数字は60歳以上だと25%に達する。原因の多くは透析による合併症。ポールと同じ60歳以上の患者の4人に1人が毎年、移植を受けられずに亡くなっていくのだ。
一方、4センチ以下のがんが見つかった腎臓から、がんの組織だけを部分切除して腎臓を温存した場合、がんが再発する割合は5%前後だ。腎臓は人体に左右一対あり、片方を摘出しても機能は失われないため、多くの腎がん患者は、部分切除より再発リスクの低い腎臓摘出を希望する。
こうして摘出された病腎をもらうか、それとも死体腎を待つか。5%の再発リスクと、年間25%の死亡リスク。ポールら患者はこの2つのリスクについて説明を受け、自ら選択する。これまでに病腎移植を拒否した患者は20人中1人程度だという。
同州の病腎移植は、対象患者を65歳以上に限定して始められ、現在は60歳以上に引き下げられた。待っているうちに死んでしまうリスクの高い高齢に絞っているのだ。リスクの差が大きくなるからだ。リスクの問題だけでなく、患者を透析生活から一日でも早く解放することが、生活の質を豊かにするという点で、この国では重視されている。
◇
7月11日、PA病院で通算43例目となる腎がん患者からの病腎移植が行われた。
午前10時、まずドナーの右腎臓を内視鏡で摘出し、続いてこぶのように膨らんだがんの病変部分を切除する。執刀したのはアイルランドからきた女性の研修医、ノーマ・ギブンス医師。摘出は順調にいったが、切除に手間取った。すかさず腎移植チームの責任者でクイーンズランド大学教授のデビッド・ニコル医師(46)がサポートした。
ニコル医師のもとで学ぶ医師はギブンス医師ら総勢9人。このチームで年間110例以上の生体・死体腎移植を行い、国内外に巣立っていく。日本で最多の東京女子医大に匹敵する件数だ。
がんの大きさは約3・5センチ。きれいに切除され、検査の後で、レシピエントの待つ手術室へ運ばれた。
手術を見学した医師が言った。
「技術的には熟練した移植医なら誰でもできる手術だ。それよりも感銘を受けたのは、この効率的なシステムの素晴らしさだ」
◇
日本の厚生労働省が「原則禁止」の指針を打ち出した腎がん患者からの病腎移植。だが、日本から多くの医師が研修に訪れる移植先進地、オーストラリア・クイーンズランド州では、州政府による公的システムとして病腎移植のネットワークが運営され、日常の医療になっている。この国で救われる命と、日本では救えない命。
2009年09月03日
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カテゴリ: オーストラリアでの移植
フィリピンにおける臓器移植の現状
フィリピンでは、一般国民に対する医療保障は貧弱であると言われています。とくに地方の医療水準は低く、地域や資本偏在による格差は大きな問題となっています。
一方、外国人や特権富裕階級の享受できる医療はアメニティも含めて高い水準にあり、施設や機器、 医療技術は日本の大病院と比べて遜色ありません。 フィリピン医学会の認定医のみならず、米国の専門医認定を受けている医師も多く、最先端の医療を受けることができます。
フィリピンの医療制度は日本と比べると異なる点が多く、どちらかといえば米国に近いシステムを持っていると言えます。
● オープンシステム
オープンシステムとは、日本のように勤務医が病院で診察をするのではなく、患者とその主治医が病院を利用して診察や治療を行うシステムです。 このため、病院単位で診療のレベルや手術の成功率を評価することは困難であり、病院の設備の充実度とともに、それを利用する医師の能力にも治療の結果は大きく左右されてしまいます。
また、病院と医師への支払いは別である場合が多く、医師は独自に料金を請求するため、優秀な医師の治療費は高額になることが多々あります。
このシステムは、治療費がほぼ一定となる日本のシステムからすれば異様に移りますが、提供する医療の質に対しても治療費に格差をつけるべきだという資本主義的な意識が反映された結果だと言えるでしょう。
● 専門医制度の徹底
フィリピンの医療制度の下では医師の専門が細分化され、専門医にしか許されない医療行為が多くあるため、日本のように一人の医師が複数の分野の診療を行うことができません。
近年、日本でも麻酔科医の配置など、専門医制度のさきがけとなるシステムが導入されていますが、フィリピンのそれはかなり徹底されています。 たとえば、日本ではX線写真などは大抵の医師が読影して診断するのに対し、フィリピンの医師は専門医の読影結果を得なければ診断できないことになっています。
これは、より的確な診断を可能にする反面、最終診断がつかずに治療の遅れを招くこともあります。
● 救急医療の開放
日本では重篤な状態以外では利用できないように思われている救急室は、フィリピンでは24時間稼動で患者を受け入れる総合外来として機能しています。 これにより、患者は昼間多忙であるために病院に行かず、治療が遅れてしまうという事態を避けることができます。
フィリピンの移植の歴史は複雑で、多くの闇業者による臓器売買が横行してきました。貧困層の腎臓売却や死刑囚からの臓器摘出などが頻繁に行われ、これまで多くの外国人が手術を受けています。
闇業者を仲介して行われる臓器移植手術では、闇医者も多く係わり、不十分な管理のもとで手術が行われるなど、フィリピン医療の信頼を傷つけてきた経緯もあり、信頼の回復も課題のひとつとなっています。
フィリピンの移植技術は、平均的には決して高いとは言えませんが、腎臓移植に関しては突出しており、その水準は最先端レベルにあります。
その理由は、第10代大統領であるフェルナンド・エドラリン・マルコス氏が自身の腎不全治療、腎臓移植の為に研究所設立や専門医の養成に力を入れた結果であるといえます。なお、マルコス大統領夫人によって設立された国立腎臓移植研究所(National Kidney and Transplant Institute)は腎臓移植の研究と臨床において大きな成果をあげており、現在もフィリピンの移植医療の中心的施設となっています。
フィリピンの医学生や研修生は、米国式の教育システムのなかで、日本以上に厳しい訓練を受けて初めて医師になることが出来ます。
医師志望者は四年制大学を卒業後、メディカルスクールで4年、その後に1年間のインターン(臨床実習)を終えて医師国家試験を受験します。医師免許取得後は学会に所属し、2~5年のレジデント(病院勤務医)をしながら専門医試験受験のためのカリキュラムをこなし、そしてそれぞれの試験に合格して初めてその分野における診療が行えるようになります。
専門医とは別に、インターン終了後すぐに開業する一般医がありますが、行える診療は限定されています。
また、フィリピンの専門医は米国と直結しており、世界で通用する欧米の専門医療の資格を取得している医師が多いことは、日本や他のアジア諸国(シンガポール除く)とは大きく違う特徴であり、医療技術が先進国に劣らない証明にもなっています。実際にフィリピンの医師の約30%は米国の臨床分野で活躍しています。
一方、看護師になるためにも四年制大学で看護学を専攻し、卒業試験及び国家試験と難易度の高い試験をパスしなければなりません。 このような教育システムから、フィリピンの看護師は医療知識においては日本よりも優れていると言われています。
また、フィリピンの看護師は、医師、特にインターンレベルの医療行為を日常的に行っており、医師の指示がなければ医療行為ができない日本の看護師にくらべて、より的確で主体的な治療医療や予防医学に踏み出しています。
欧米、主に英語圏からの需要は他のアジア諸国の看護師に比べてとても多く、その技量と能力は広く認められています。
2009年09月03日
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カテゴリ: フィリピンでの移植
インド最先端医療!
アメリカの医療費難民インドへ
アメリカの医療費は馬鹿高い。アメリカの医師の給料もバカ高い。
若い麻酔医師でも年俸5000万円くらいだ。
またアメリカでは会社をやめると当然自分で保険にはいらないといけない。
これも高いから保険にはいっていないひとも増える。
アメリカの人口の15%は保険にはいれない。そういうひとたちもどうしても病院にいく必要があるがしかし治療費が高くて行けない。どうするか?
そういう医療費難民の人たちが英語のつうじるインドに向かう。
たとえばアメリカの病院にいけば3万ドル請求されるのにインドだったら必要な治療を受け、さらに、歯の治療と旅行までついて1万ドルでいけるという。
マッキンゼーによればこのようなアメリカ人の治療費は2012年までに20億ドルに達するだろうという。
インドは現在、国を挙げてIT技術や最先端医療に取り組んでいる。
小学校からオール英語で授業を行い、国際理解などの教育に力を入れている。
最近インドでは、最先端医療が世界中から注目され、治療や手術を目的に世界中から患者が集まっている。
施設もホテルのようなサービスを提供する病院が幾つかある。
施設だけではなく、アメリカや日本などの国々で最先端医療を学んだ医師が多く勤務しており、高度先進医療を実施している。
インド国内では、これらの施設に優秀な医師が集中してしまう問題化が怪訝されているが、医療費の安さと技術の高さが評判を得て、世界中から患者が集まっているのだ。
例えば、心臓疾患の手術を例に挙げると、アメリカでは360万円、日本では136万円、インドでは80万円と格安なのである。
これに日本と同等の医療が受けられ、手技実績も施設によっては日本の病院の例ではない。日本では医局制度が未だに存在しており、教授の許可がなければ手技が出来ない現状を考えるとインドの最先端医療はアメリカの医療制度に近いものがある。
インド国内では、これらの施設は一部の富裕層の人達だけしか受診出来ないが、
アメリカ同様に医療保険が破綻している現状もあり、決してインド国内では医療費は安いとは言えないのである。
ところが、アメリカなどの医療費を考えると確かに格安で高度先進医療を受けられるメリットが高い。また、これらの施設には日本語、英語、中国語など何カ国か話せるスタッフが在住しており、海外からの患者に対して対応している。
得意のITとの関連で高度先進医療を受けられるシステムを構築している。
検査機器も、高度先進医療機器、CT、MRI、PATなど充実している。
日本の大学病院と同等、またはそれ以上の最先端医療が受けられるのである。
但し、問題もある、インド国内ではこれらの民間病院が優秀な医師を集め、集中しているため、公的医療機関の質の低下が怪訝されている。
高度な治療を望むなら民間病院に行かざるを得ない。その医療費は年々高くなっているのだ。
また、海外からの患者が自国に戻り、その後の病状の悪化に対する対応や症状の異変に対応するのには、やはり、自国の病院で受診するか、またインドに再度受診するかである。
以前、私が中国での心臓移植問題を取り上げたが、中国では心臓移植は死刑囚の了承を得てとあるが、心臓移植の日程が分かるのである。
だから、日本や東南アジア、欧米と世界中から注目されている。
またも格安なため、日本人、特に子供達の心臓移植が増えているのである。
アメリカの半分以下の医療費で済む為、その数は急激に増えている。
2009年09月03日
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カテゴリ: インドでの移植
インド「アポロホスピタルグループ」
インド内外で38の病院を経営し、4,000人の医師を抱えるインド最大の病院チェーン。特に心臓手術では施術例55,000人・成功率99.6%という実績があり、心臓手術では世界五指に入るという「アポロ・ホスピタル・グループ」バンガロールにあるグループの一つである「サガール・アポロ・ホスピタル」
●病床数650床
●従業員5000人
●インドでも随一の大きさを誇る病院
●心臓外科手術、不妊治療、睡眠障害、糖尿病などの治療に力を入れている
●年間の来院患者数は20万人
・一日の平均入院患者数は、100人~150人程度
・平均入院日数は、3~4日
●病床数は、不足▼ 設 備
●一流ホテルのような設備
・モダンな外観の大きな建物
・大きなエントランス
・ドアマンの出迎え
・大理石のあしらわれた綺麗な受付
・カフェ
・VIPルーム
・部屋・トイレ・流しを患者、家族、それぞれに用意
・各人に1名の看護師が24時間ついている▼ 従業員内訳
●従業員数5000人
●医師:500~550人
●月給制の常勤医師が7割
●パートタイムの医師が3割
●ジュニアドクターと呼ばれる研修医が500~700人
・男性医師が大多数で、女性医師は少ないが、産婦人科関連の部署では、多数活躍
・医師は全てインド人
・医師の海外流出は多くない
(ビザや外国での資格試験などの問題があり、経験豊富な医師のみが海外に活躍の場を広げている)
●看護師:1400人
・女性が殆ど、男性看護師は70人
・経験や仕事内容により、スタッフ・ナース、トレーニング・ナース、ディレクターナースなど細かな階級分け▼ 患 者
●イラク、タンザニア、USAをはじめとする多くの国から患者が来院
・高度医療を低価格で提供
・手術までからの待ち時間の短さ
●言語・宗教への配慮
・患者と相談の上、文化・宗教などに配慮した食事を提供
・主要な各国の言語の通訳が常駐
●アフターケア
・電話による相談
・三ヶ月ごとに経過をチェック
・体調の24時間監視
・臓の手術を受けて帰国した患者に、携帯できる心電図のような機械所持させ、 インドの医師とホットラインで繋ぐことにより、
・24時間状態を知ることが可能
目覚しいスピードで成長を遂げるインド。IT業界や医薬産業などの成功により、中間層・富裕層の消費活動が活発になり、インド経済は今、急激な変化を遂げているのだ。
なかでも、ここ数年で著しい成長を見せ世界中から脚光を浴びているのが医療分野だ。
10数年前まで、インドではほぼ無料で受けられる公立病院が主流だった。しかし、所得水準の向上により医療に対する需要は急速に高まり、世界各国で活躍する優秀なインド人医師が国内にある民間の病院へ戻ってきているという。
これら民間病院での治療を目的に、世界中からインドを訪れる外国人患者が今、殺到している。いわゆるメディカルツーリズムだ。
政府によると、治療目的でインドを訪れる外国人は年々増えており、2006年には外国人患者の数が前年比15%増、年間15万人に上ったという。
インドラプラスタ・アポロホスピタル。デリー最大の病院
東京ドームおよそ1.5個分の敷地面積を誇る
アポロ・ホスピタルは、ベッド数600床を有し
およそ300人の医師を抱えるマンモス病院。
CTスキャンはもちろん、がんの早期発見で注目されるPET検査などの最新設備も備え、先進国の大学病院にもひけをとらない最先端病院だ。
<アポロホスピタル(ニューデリー)CEO ジャイディープ・グプタ氏>
我々は総合病院であり、例えば肝臓手術から複雑な心臓手術まで医療界に存在する全ての病気に対応が可能です。」
病院の一角にプラチナラウンジという航空会社のビジネスクラスのラウンジを思わせる受付がある。
アポロ・ホスピタルを訪れる外国人患者はここプラチナラウンジの受け入れスタッフが対応。あらゆる国からの患者に対応出来るよう、通訳スタッフも用意している。
日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、アフガニスタン語
この病院では子供から大人までそして、脳卒中やガン検査など細部にわたる、あらゆるメディカル・チェックが受けられる。
心臓に特化したアドバンスド・ハートチェックの場合。
CTスキャン検査に朝食のサービスまで付いて14000ルピー、日本円にしておよそ39000円。
この他、一般のメディカル・チェックはおよそ8000円から受けられる。
そして最後は医師の問診と結果発表!
数多くの外国人患者がインドを訪れる一番の理由。それは、治療費の安さにある。
医療費が高い米国とインドの手術費用を比較すると米国ではおよそ350万円かかる心臓手術が、インドでは80万円程度、4分の1以下の安さだ。つまり、渡航費用や滞在費を含めても米国の半分以下の費用で手術を受けることが出来る。
現在、香港で幼稚園の先生をしているというアメリカ人のヴィクトリアさん。
この病院へは胃の内視鏡手術を受けるためにやってきた。
<ヴィクトリアさん>
「私はこの病院に来るまで
いろんな医療機関を徹底的に調べたのよ。
アメリカの治療費は、
25000ドルから35000ドル。
タイは17000ドルで安かったんだけど、
インドはもっと安くて8500ドルだったわ。」
インドを旅行中、左腕が動かなくなり
この病院に連れてこられたというメリーさん。
実はアメリカで看護師をしていたというメリーさんも、
アポロホスピタルの医療サービスには
満足しているという。
<メリーさん>
「私自身も看護師なので、知っている限りでいうと
患者が必要とするものは何でも揃っているわ。
ここではお医者さんをはじめ、看護士さんも とても気をつかってくれるし、
アメリカの病院よりも親切なケアを受けられるわよ。」
こちらは外国人が主に利用するという病室。
「高級なスイートの病室ですが…、広いですねぇ。」
応接セットに、8畳ほどもある広々としたバスルームそしてキッチンまで付いており、部屋を見る限りはまるで高級ホテルのようだ。
この病院にはルームサービスまであり、食事はベジタリアン、ノンベジという区別だけでなく欧米人向けのメニューや中華料理にタイ料理オーダーすれば和食でも作ってくれるという。
まさに至れりつくせりだ。
「おっ、きたきたスパゲッティ・ナポリタン。タックス入れて81ルピー。
日本のスパゲティナポリタンと同じ味、食べやすい~」
もちろん、外国人患者が医療目的でインドを訪れる理由は治療費の安さや、豪華な病院施設だけが目的ではない。
アポロ・ホスピタルは心臓病治療において世界的に高い評価を得ており、心臓手術では世界で5本の指に入るという優秀な病院。その施術例はなんと5万件に達し、98.5%という脅威の成功率を誇る。
<アポロホスピタル(ニューデリー)マネージング・ディレクター リチャード・ラリソン氏>
「アメリカを始め、イギリス、EU、世界のどこの
医療現場を見てもインド人医師は数多く活躍しており、
その能力や経験は認められています。
インドの医療分野は今後、ますます大きくなる。
そのうちインドは世界の医療を牽引する国の
一つになっていくでしょう。」
2009年09月03日
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カテゴリ: インドでの移植
アメリカに於ける肝臓移植患者の例
これはあるNPO団体による街頭募金により手術費用を捻出した例です。
患者43歳男性
目標募金額:7,500万円
募金達成額80,253,485円
病名:原発性硬化性胆管炎(PSC)・肝硬変・食堂静脈瘤・網膜色素変性症(余命2年・早ければ半年)
デポジット(保証金)及び登録費
5,000万円
海外での移植に必要だと考えられる医療費の総額です。
保険の効かない海外での移植の為、保証金を必要とします。
受入れ先病院は、預かった保証金から実際治療に掛かった費用を差し引いていきます。 実際に掛かった治療費がデポジットを上回った場合は、医療予備費より支払います。
※New York – Presbyterian The University Hospital of Columbia and Cornell( http://www.nyp.org/)
に受入先が決定致しました。
受入のため、病院及び医師側から提示された金額は、以下のとおりです。
1、250,000㌦ Hospital Charge(病院代金) :振込先 New York – Presbyterian Hospital
2、200,000㌦ Physician Charge(各専門医代金) :振込先 The Trustees of Columbia University
合計、450,000㌦となります。
入院から手術、退院まで10日で見積もられています。つまり術後の経過が思わしくなければ 更なる入院が必要となります。入院が必要となった場合の一日の病室の参考価格です。
○ 一般病室 1日 4000㌦~( 約36万円~ )
○ 集中治療室 1日 8000㌦~(約72万円~)
これに加え、手術、薬代が必要となります。
渡航費
300万円
本人・家族・付き添いの医師等の渡航費用。
滞在費
500万円
渡航先での家賃等の滞在費です。移植手術までのウェイティングの状況で変動いたします。
術後の病状による滞在期間の延長などもある為、あくまでも予想です。尚、同行者の生活費は含まれておりません。
事務費
200万
医療予備費
1,500万円
保証金とは別に不測の事態に対応する為の費用です。
合併症の医療費や、術後の拒絶反応、集中治療室の延長を考えた費用です。
2009年09月03日
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カテゴリ: アメリカでの移植
アメリカでの移植に関して
Qどうしてアメリカでの移植には、高額な費用が必要なのだろうか?
A. 海外では、日本のように保険が効かないため、手術費・治療費すべてが請求されます。ICU(集中治療室)に入ると1日数10万円~100万円くらいかかります。
また、移植手術後、患者および家族は病院近くのアパートに待機・通院することになり、その滞在費も必要です。
渡航に際しても、医師の同行はもちろん、医療器具・薬品等が必要なため、通常の渡航費よりも高くなります。
デポジット費
50,000,000円 ~100,000,000円
医療費をデポジット(保証金)としてアメリカ側大学病院に事前に支払いしなければなりません。
また、この支払いをしなければ医療ビザがもらえず渡米の手続きを行えません。
2009年09月03日
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カテゴリ: アメリカでの移植





