アメリカでの移植の記事一覧

アメリカに於ける肝臓移植患者の例

これはあるNPO団体による街頭募金により手術費用を捻出した例です。

患者43歳男性
目標募金額:7,500万円
募金達成額80,253,485円
病名:原発性硬化性胆管炎(PSC)・肝硬変・食堂静脈瘤・網膜色素変性症(余命2年・早ければ半年)
デポジット(保証金)及び登録費
5,000万円
海外での移植に必要だと考えられる医療費の総額です。
保険の効かない海外での移植の為、保証金を必要とします。
受入れ先病院は、預かった保証金から実際治療に掛かった費用を差し引いていきます。 実際に掛かった治療費がデポジットを上回った場合は、医療予備費より支払います。
※New York – Presbyterian The University Hospital of Columbia and Cornell( http://www.nyp.org/)
に受入先が決定致しました。
受入のため、病院及び医師側から提示された金額は、以下のとおりです。
1、250,000㌦ Hospital Charge(病院代金) :振込先 New York – Presbyterian Hospital
2、200,000㌦ Physician Charge(各専門医代金) :振込先 The Trustees of Columbia University
合計、450,000㌦となります。
入院から手術、退院まで10日で見積もられています。つまり術後の経過が思わしくなければ 更なる入院が必要となります。入院が必要となった場合の一日の病室の参考価格です。
○ 一般病室 1日 4000㌦~( 約36万円~ )
○ 集中治療室 1日 8000㌦~(約72万円~)
これに加え、手術、薬代が必要となります。
渡航費
300万円
本人・家族・付き添いの医師等の渡航費用。
滞在費
500万円
渡航先での家賃等の滞在費です。移植手術までのウェイティングの状況で変動いたします。
術後の病状による滞在期間の延長などもある為、あくまでも予想です。尚、同行者の生活費は含まれておりません。
事務費
200万
医療予備費
1,500万円
保証金とは別に不測の事態に対応する為の費用です。
合併症の医療費や、術後の拒絶反応、集中治療室の延長を考えた費用です。

アメリカでの移植に関して

Qどうしてアメリカでの移植には、高額な費用が必要なのだろうか?

A. 海外では、日本のように保険が効かないため、手術費・治療費すべてが請求されます。ICU(集中治療室)に入ると1日数10万円~100万円くらいかかります。
また、移植手術後、患者および家族は病院近くのアパートに待機・通院することになり、その滞在費も必要です。
渡航に際しても、医師の同行はもちろん、医療器具・薬品等が必要なため、通常の渡航費よりも高くなります。

デポジット費
50,000,000円 ~100,000,000円

医療費をデポジット(保証金)としてアメリカ側大学病院に事前に支払いしなければなりません。
また、この支払いをしなければ医療ビザがもらえず渡米の手続きを行えません。

米国の移植の現状

米国腎臓移植外国人枠最新情報
 : 腎臓移植リストの外国人枠が 0%から 5%へ拡大 (2005年6月)

日本では、毎年、約3万人の患者が新たに透析療法を必要とします。移植には、生体腎移植、献腎移植、脳死腎移植がありますが、日本の一年間の全腎移植が700件前後で、そのなかでも、献腎移植と脳死腎移植は2003年実績で、138件です。日本では、臓器提供者数が海外と比較しても少なく、献腎移植にたどり着くのは、移植を必要としている患者の数からみても、極めて難しいことです。米国では、一年に 約12,000件の腎移植が行われていると言われ、そのうちの 約7,000件は、献賢移植 (米国では献賢移植は、ほぼ脳死移植で行われる。) です。

米国では、以前、海外の患者への臓器の割り当てを供給の 10%、としていましたが2001年の7月を最後に、海外の患者には臓器移植はしない、との決定を下しました。しかし、今年 (2005年) の6月に4年ぶりに 5%に解禁しました。つまり、ウエイティングリストに外国人 (米国人以外 )を載せる受付を開始しはじめた、 ということです。このニュースは臓器移植を望んでいる人にとっては、大きなことです。一年に 約7,000件、献賢移植を行っていることから計算すれば、一年に 350人はアメリカ人以外に、臓器を提供されることになります。
米国連邦要領によると、移植リストから 5%の外国人 (米国人以外) に臓器が与えられるのは、 “Any given time” の間、とされています。つまり、この規定がまたいつ変わるかは、米国当局次第です。現在、各病院で、要領に従い、リストにのせる候補者を審査し始める受付を始めました。その受付を行った病院で、移植手術を行うので、成功率が高く、優秀な病院で行うべきなのは、言うまでもないことです。