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腎移植と透析の違いについて

移植を受けると日常生活が変わります。

移植手術により腎臓の働きが戻り,透析による合併症の進行が止まります。体力的にも健康な人とほぼ同じになり,腎機能が安定している人は,通院は1ヶ月に一度くらいになります。透析時と比べて自由な時間や就労可能な時間が増え,仕事や趣味に費やす時間の余裕がうまれ,外出や旅行も可能になります。仕事、運動、旅行の前は主治医へご相談下さい。

移植後は原則として食生活の制限がなくなります。

移植された腎臓が良好に機能していれば,水分制限、リンやカリウム等の食生活の制限はなくなります。しかしながら,免疫抑制剤の影響等から高脂血症の方はカロリー制限、高血圧症の方は塩分制限などを指示される場合もあります。

妊娠、出産が可能になります。

移植された腎臓が継続的にしっかり働いている女性は,女性ホルモンの分泌、排卵機能が回復し,妊娠・出産が可能になります。男性も移植後は性ホルモンの改善で配偶者の妊娠がより可能となります。ただし,「免疫抑制剤」を服用しながらの出産なので,胎児に影響がないためには,一部の薬が禁止となりますので,妊娠前に主治医へご相談下さい。

手術後には免疫抑制剤というお薬を一生飲み続けます。

移植した腎臓は自分自身の腎臓ではないので、通常生体内の免疫機能の働きにより体が移植した腎臓を攻撃排除しようとする拒絶反応がおこります。拒絶反応から移植した腎臓を守るためには体の免疫機能を適度に抑える「免疫抑制剤」と呼ばれるお薬を飲み続ける必要があります。通常,手術の数日前から飲み始めます。移植直後の服用量は多くても徐々に薬の量は減っていきます。