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海外臓器移植腎臓移植のために

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最新情報

アメリカでの移植に関して

Qどうしてアメリカでの移植には、高額な費用が必要なのだろうか?

A. 海外では、日本のように保険が効かないため、手術費・治療費すべてが請求されます。ICU(集中治療室)に入ると1日数10万円~100万円くらいかかります。
また、移植手術後、患者および家族は病院近くのアパートに待機・通院することになり、その滞在費も必要です。
渡航に際しても、医師の同行はもちろん、医療器具・薬品等が必要なため、通常の渡航費よりも高くなります。

デポジット費
50,000,000円 ~100,000,000円

医療費をデポジット(保証金)としてアメリカ側大学病院に事前に支払いしなければなりません。
また、この支払いをしなければ医療ビザがもらえず渡米の手続きを行えません。

中国移植医療の歩み

瀋陽で開催した2004年全国臓器移植学術会議では、臓器移植は近年、中国において著しい発展を見せた、規模も日々大きくなっていく。中国の臓器移植数は米国に続き、世界第二位となった。これらの情報から中国移植技術は国際トップレベルに達していることがわかる。

腎臓移植は中国の臨床医学において、最も早く、臨床経験が多く、技術的に成熟している臓器の移植だ。現在、中国では、29の省、市、自治区がこのような仕事を展開している。2001年末になって、全国の腎臓移植総計は40393例に達している、その中の3例の腎臓移植の患者が26年も生存できたと言う。2001年、全国で登記している病院では合計5561例の腎臓移植を実施した、年間移植数は世界でアメリカに次ぐ。

腎臓移植は下記のような状況にある

中国での現在2010年度腎臓移植費用はおよそ680万円~800万円程度である。

1.移植を行う病院数と移植数が年々増加している:腎臓移植は1989年に1049例、1995年に2382例、1998年に3596例、1999年に4323例、2000年に5542例、と2001年に5561例。
2.腎臓移植重点センターの設立:年度移植数は100例を超える病院は18箇所、この18箇所の病院の総計移植数は全国の移植総計数の半数以上を占めている、腎臓移植の重点病院となった

3.生存率は著しくアップした、先進の腎臓移植センターの生存率は国際レベルに近づいている。

4.親族移植数は着実に増加、1972年中山医院の始めての親族腎移植に成功した以来、今まで227例、その中、同済医学院器官移植研究所は1/4を占め、毎年増加し続けている。

5.免疫抑制剤の個人化方案に対して更に深く知ること、新型免疫抑制剤の出現。

6.移植物の慢性機能不全の要素への理解をしていく上に、有効な措置を取り入れた。

7.肺移植は1979年、北京結核症研究所は2例の結核患者に単肺移植を実施した、手術の難度が大きいため、術後で拒絶反応を制御できない、短期の生存であった。肺器官は開放性があるため、感染しやすく、高額な費用などが原因で14年間中止していた。1993年になって、ハルビン医科大学二院が3例を実施した後、北京、南京、広州、湖南など各地で相次いで双肺移植3例、単肺移植7例を実施し、中国の肺移植数は13例になった、現在中国の肺移植最長生存は北京安貞医院で実施した1例の左側単肺移植患者で7年生存した。

肝臓移植の初期段階1977-1983年で7年間57例だが、生存は1年を超えるケースは無かった、7年間中止して、1991年から再開して、1998年までの8年間で78例実施した。長期生存の病例も出た、その後、移植数は倍増し続けている、1999年に118例、2000年に254例、2001年に486例にまで上った、2001年総計996例と記録されている。中華器官移植学会および全国肝臓移植協同組合の統計によると、1976年から2000年末まで、中国内陸では各種の肝臓移植は510例、その中のほとんどは成人死体ドナーからの全肝臓移植だった、児童肝臓移植および成人生体間肝臓移植は10例程しかなかった。2001年から、中国の肝臓移植技術快速な発展を見せた、2004年まで4500例の各種の肝臓移植を完成し、去年一年で1800例。その中に2回肝臓移植患者は5%未満、3回肝臓移植患者は稀に見ない。成人間と児童生体肝臓移植も素晴らしい発展を見せた。全国で100例前後実施された。中国内陸では肝臓移植の術後長期生存率は病種(肝臓癌の是否)により差が大きい、3年生存率は60%、5年生存率は40%未満、国外と大きな差が残っている。

近年の肝臓移植発展の要因:

1.適応症変化、早期の多くは中、末期肝臓癌、現在は良性末期肝臓病が多く、先天性と代謝性病症は増えている。

2.技術は成熟し、経験も蓄積している

3.患者、病状、環境の違いにより、各種の新しい術式を展開した、例えば、生体親族部分的肝臓移植、体積減少式肝臓移植、分裂式肝臓移植および元位置補助性肝移植など。

4.UW保存液の応用。

5.新免疫抑制剤の応用。

6.学術交流と技術協力の増加。

心臓移植は1978年から1993年までの15年間で中国国内の6箇所の病院で7例しか実施しなかった。1992年にハルビン医科大学付属第二病院は心臓移植に成功した後、1994年から2000年末にかけて合計82例の心臓移植を実施した。全国では33箇所の病院は心臓移植手術を展開している、現在心臓移植手術を多数行っている病院は:福健医学大学協和医院、ハルビン医科大学付属二院と複旦大学付属中山医院、ハルビン医科大学付属二院では始めての心臓移植患者はもう10年生存していることが確認され、現在中国において生存最長者と判明。

膵腎同時移植は1989年同済医科大学器官移植研究所は中国の始めての膵腎同時移植を実施してから、2001年まで全国の20箇所で合計93例の膵腎同時移植が実施された。最長生存は8年だった。現在膵腎同時移植手術を多数行っている病院は:浙江大学医学院付属一院、同済器官移植研究所、中国医科大学付属一院と北京朝陽医院。

小腸移植と同種小腸移植主に短腸総合症と各種の原因の両方向性がない小腸機能衰弱患者が対象とする。

ここ数年、天津、南京、武漢、西安、ハルビンの5つの都市がすでに小腸移植を8例施行している、南京軍区の南京総医院は1996年1月9日に第2例施行した、4年余り(死体ドナー腸)生存した、術後、部分的に静脈栄養補助を加え、無脂食を口から飲むことができる。第4軍医大学西京病院は2例とハルビン医科大学一院が1例の親族生体小腸移植を施行した、西京病院の移植患者はすでに4年余り生存した。近日瀋陽で開催された2004年度全国器官移植学術会議で、会議に出席する専門家は、中国のいくつか臓器移植技術はすでに国際的な先進水準に達成するか接近したと評価した。

中華医学器官移植学会の不完全統計により、2003年まで、中国は累計で臓器移植の5.5万例余り完成し。その中、腎臓移植は5万例あまり、現在毎年は5000例を完成している、数量は米国に次ぐ;肝臓移植は3000数例、去年だけで1500例を完成した。心臓移植も臨床を増やしている。また膵腎同時移植、肝腎同時移植、心肺同時移植など難度の高い手術も展開している。

去年全国は1800人の患者が肝臓移植を受けて、専門家はこう指摘した。

中国内陸の肝臓移植が技術はここ数年発展が迅速だったが、しかし国外と比較すれば差が大きく、同時にまたいくつか切実に解決しなければならない問題に直面する。4月1日、2日北京解放軍の302病院で開催する第6期の中日肝胆膵臓疾病のシンポジウム上で関係専門家は言った。

中華器官移植学会と全国肝臓移植グループの統計では、1976年から2000年末まで、内陸では全部で各種肝臓移植を510例施行して、その中、圧倒的に多数は成人の死体肝臓の全体肝臓移植で、児童の肝臓移植と成人間生体肝臓移植は10例足らず。

2001年の初め、内陸の肝臓移植技術は急激に発展して、2004年まで各種の肝臓移植は4500例余り、去年1年だけで1800例に達した。

その中、2回肝臓移植者が5%足らず、きわめて少なく3回肝臓移植者がある。

成人間と児童生体肝臓移植の発展を獲得して、全国はおよそ100例ほど施行した。

内陸肝臓移植術後で中長期の生存率は(肝臓癌かどうか)大きく異なってくる、3年の生存率が60%ぐらい、5年の生存率は40%を上回ることができない、国外とかなり大きな差がある。

北京大学人民病院肝胆外科冷希聖教授の説明では、現在国内肝臓移植した患者はB型肝炎(B型肝炎)で肝硬変肝臓衰弱者は多数を占めて、全般的な肝臓移植の60%-70%を占める。

続発型肝炎後の肝硬変肝臓癌は30%-40%占める、一部の病院の肝臓移植患者は肝臓癌の中で50%以上占める。

C型肝炎の肝硬変は肝臓の移植者数量を受け入れてきわめて少なくて、およそ占めて総計の5%以下を移植する。

肝臓移植が末期肝病気の効果的の治療手段として、すでに内科の医師、患者の承諾と社会の受け入れを得て、それによって広範な展開を迎えている。

わたしが中国国際臓器移植支援センターを開設するに至った経緯

私は5年間中国とフィリピンに於いて200人以上の患者様をサポートしてきました。
わたしは元中国国際臓器移植支援センター、Asian Hospital And Medical Center
Organ Transplant Foreign Support room「アジアンホスピタルサポートセンター(フィリピン)」脊椎損傷サポートセンターの代表です。
わたしは中国で食品製造会社、光触媒塗料販売会社、通訳サポート会社を経営する中、日本人だけでなく多くの海外の患者様を医療通訳の仕事を通じてサポートしてきました。
わたしがこのサポートの世界に入ることのきっかけとなったのは、2003年11月、日本の知人からもらった一本の電話でした。
彼は肝臓がんを患っており、既に余命宣告をされているとのことでした。彼の話によると「中国で肝臓移植をしているという情報がある。それについて調べて欲しい」とのことでした。
その当時、わたしは中国東北部の瀋陽というところに本社を構え、光触媒という日本政府が国策として推し進めている新商品を中国展開する準備に取り掛かっていました。
この仕事は以前わたしの日本法人で働いていた従業員の紹介で、瀋陽の行政組織より斡旋されて日本からの投資案件として準備を進めていました。
わたしはそれまで移植という世界をまったく知らず、国内にこれ程多くの移植を必要とする患者がいることに驚きました。
まずわたしは彼の情報にもとづき、東北地区最大の医療機関である国立中国医科大学第一医院を訪ねました。受付で肝臓移植の事を尋ねると、受付担当の女性は「はいできます。」とことなげにかえしてきました。わたしは外国人ですが、外国人でも可能ですか?・・と聞くと「大丈夫です」。「韓国人や日本人も来られています。」「移植センターの主任医師のところで詳しくお聞きください。」そう言われて現在副医院長の劉永峰教授を紹介されました。
教授を訪ねて単刀直入に質問を投げかけると、彼は「今日も2人腎移植をした。昨日は肝臓移植と腎移植を同時にした。」と答えられました。劉教授の話では臓器移植は日常のことではあり、とりわけ特別のことではない。・・・この様に言われ、わたしを既に臓器移植された患者棟に案内してくれました。
案内された部屋には沢山の患者が移植後の療養をされておりました。
わたしは医師に日本ではドナーが無くて移植を待っている患者が沢山おられます。何故こちらではそんなに沢山のドナー供給ができるのですか?そう聞くと彼は中国では特別の法制度が有り、ドナーは常に供給される・・・とおっしゃられました。
わたしはまだその当時ドナーについてもあまり・・というよりまったく知識が無かったので・・「あぁ!そうなんだ」・・・という程度でした。
その後社員を使って中国での移植情報を集めて見ると、殆どの地区で移植をしており、中国では腎臓移植では1000例以上の臨床経験を持つ医師が沢山いると言う事が分かりました。2007年度時点で、50000余例を超えているとのことでありました。
さらに米国や日本で医療技術を身につけ、中国に帰国してさらに臨床経験を積んだ医師が山といるということでした。
実際内情を探って見ると、中国有数の大学病院などでは手術の成功率は非常に高く、また術後の生着率も世界的レベルを超えていることが分かりました。
何故そこまで生着率が高いかというと、後で分かったことですが、ドナーが死刑囚ということもあり、生体移植と同様の施術が執り行われる為、ドナー臓器の状態が非常に良い事と、事前の機能障害等を全て排除した臓器以外、移植対象とならない為であることが分かりました。
わたしはその後も病院を訪れ、患者に移植後に問題は無いか、あなたは移植して良かったですか?恐怖はありませんでしたか?等々いろいろと患者たちの意見を聞いて回りました。
すると患者たちは皆、この病院の医師を信頼している為少しも心配していないという。
わたしは揃えた情報を直ぐに日本の友人に送りました。
友人はとても喜び、中国渡航に向けて準備を始めました。ところが、病気の進行は早く、彼の希望とは裏腹に遂には飛行機にも乗れない状態となり、とうとう昏睡状態となってしまったのです。
その後彼は何もできないまま亡くなってしまいました。
もう少し早く中国での情報を知ることができれば、彼はこんな結果にならずにすんだかもしれない。
私はとても切ない気持になってしまいました。
その後わたしは、何とかこの中国での移植に関する情報を日本や海外の移植を必要とする患者に流す事ができないかと考えるようになっていきました。
それからわたしはこの情報には日本国内法が大きな壁になる事を知ります。
厚生省に連絡を取ってみると、日本では臓器移植に関して、日本臓器移植ネットワークを除いて何人も斡旋紹介に携わる事はできないと言う。
わたしは実におかしなことだと思ったが、それなら日本国法に抵触しない方法が無いものか考える中、インターネットを使い受動的に治外法権によって、中国のサーバーから中国の法人として情報を流し、法人は正式な医療通訳サポート会社を設立することを決定しました。
ネットから中国の移植関連情報を流す。そして渡航希望患者に対して通訳サポートをする。この流れを作ったのでした。
わたしは出来る限りオープンにこちらの情報を開示する為に、今まで伺い知ることのできなかった分野をオープンにしました。
日本のマスコミを始め、海外主要メディアが会社を連日訪問して行きました。
その中で、ウクライナ大使館、ギリシャ大使館から何度も調査が行われた後、最も信頼できるサポート組織であるということから、正式に患者を紹介されるようになって行きました。
さらにはウクライナに於いて本国の国立病院に招待され、正式に提携もまとまり、患者が送られてくるようにもなって行ったのです。

私は5年間中国とフィリピンに於いて200人以上の患者様をサポートしてきました。

わたしは元中国国際臓器移植支援センター、Asian Hospital And Medical Center Organ Transplant Foreign Support room「アジアンホスピタルサポートセンター(フィリピン)」脊椎損傷サポートセンターの代表です。

わたしは中国で食品製造会社、光触媒塗料販売会社、通訳サポート会社を経営する中、日本人だけでなく多くの海外の患者様を医療通訳の仕事を通じてサポートしてきました。

わたしがこのサポートの世界に入ることのきっかけとなったのは、2003年11月、日本の知人からもらった一本の電話でした。

彼は肝臓がんを患っており、既に余命宣告をされているとのことでした。彼の話によると「中国で肝臓移植をしているという情報がある。それについて調べて欲しい」とのことでした。

その当時、わたしは中国東北部の瀋陽というところに本社を構え、光触媒という日本政府が国策として推し進めている新商品を中国展開する準備に取り掛かっていました。

この仕事は以前わたしの日本法人で働いていた従業員の紹介で、瀋陽の行政組織より斡旋されて日本からの投資案件として準備を進めていました。

わたしはそれまで移植という世界をまったく知らず、国内にこれ程多くの移植を必要とする患者がいることに驚きました。

まずわたしは彼の情報にもとづき、東北地区最大の医療機関である国立中国医科大学第一医院を訪ねました。受付で肝臓移植の事を尋ねると、受付担当の女性は「はいできます。」とことなげにかえしてきました。わたしは外国人ですが、外国人でも可能ですか?・・と聞くと「大丈夫です」。「韓国人や日本人も来られています。」「移植センターの主任医師のところで詳しくお聞きください。」そう言われて現在副医院長の劉永峰教授を紹介されました。

教授を訪ねて単刀直入に質問を投げかけると、彼は「今日も2人腎移植をした。昨日は肝臓移植と腎移植を同時にした。」と答えられました。劉教授の話では臓器移植は日常のことではあり、とりわけ特別のことではない。・・・この様に言われ、わたしを既に臓器移植された患者棟に案内してくれました。

案内された部屋には沢山の患者が移植後の療養をされておりました。

わたしは医師に日本ではドナーが無くて移植を待っている患者が沢山おられます。何故こちらではそんなに沢山のドナー供給ができるのですか?そう聞くと彼は中国では特別の法制度が有り、ドナーは常に供給される・・・とおっしゃられました。

わたしはまだその当時ドナーについてもあまり・・というよりまったく知識が無かったので・・「あぁ!そうなんだ」・・・という程度でした。

その後社員を使って中国での移植情報を集めて見ると、殆どの地区で移植をしており、中国では腎臓移植では1000例以上の臨床経験を持つ医師が沢山いると言う事が分かりました。2007年度時点で、50000余例を超えているとのことでありました。

さらに米国や日本で医療技術を身につけ、中国に帰国してさらに臨床経験を積んだ医師が山といるということでした。

実際内情を探って見ると、中国有数の大学病院などでは手術の成功率は非常に高く、また術後の生着率も世界的レベルを超えていることが分かりました。

何故そこまで生着率が高いかというと、後で分かったことですが、ドナーが死刑囚ということもあり、生体移植と同様の施術が執り行われる為、ドナー臓器の状態が非常に良い事と、事前の機能障害等を全て排除した臓器以外、移植対象とならない為であることが分かりました。

わたしはその後も病院を訪れ、患者に移植後に問題は無いか、あなたは移植して良かったですか?恐怖はありませんでしたか?等々いろいろと患者たちの意見を聞いて回りました。

すると患者たちは皆、この病院の医師を信頼している為少しも心配していないという。

わたしは揃えた情報を直ぐに日本の友人に送りました。

友人はとても喜び、中国渡航に向けて準備を始めました。ところが、病気の進行は早く、彼の希望とは裏腹に遂には飛行機にも乗れない状態となり、とうとう昏睡状態となってしまったのです。

その後彼は何もできないまま亡くなってしまいました。

もう少し早く中国での情報を知ることができれば、彼はこんな結果にならずにすんだかもしれない。

私はとても切ない気持になってしまいました。

その後わたしは、何とかこの中国での移植に関する情報を日本や海外の移植を必要とする患者に流す事ができないかと考えるようになっていきました。

それからわたしはこの情報には日本国内法が大きな壁になる事を知ります。

厚生省に連絡を取ってみると、日本では臓器移植に関して、日本臓器移植ネットワークを除いて何人も斡旋紹介に携わる事はできないと言う。

わたしは実におかしなことだと思ったが、それなら日本国法に抵触しない方法が無いものか考える中、インターネットを使い受動的に治外法権によって、中国のサーバーから中国の法人として情報を流し、法人は正式な医療通訳サポート会社を設立することを決定しました。

ネットから中国の移植関連情報を流す。そして渡航希望患者に対して通訳サポートをする。この流れを作ったのでした。

わたしは出来る限りオープンにこちらの情報を開示する為に、今まで伺い知ることのできなかった分野をオープンにしました。

日本のマスコミを始め、海外主要メディアが会社を連日訪問して行きました。

その中で、ウクライナ大使館、ギリシャ大使館から何度も調査が行われた後、最も信頼できるサポート組織であるということから、正式に患者を紹介されるようになって行きました。

さらにはウクライナに於いて本国の国立病院に招待され、正式に提携もまとまり、患者が送られてくるようにもなって行ったのです。

LIVER TRANSPLANTATION APPLICATION FORM

こちらのデータフォームをご利用ください。
英語での入稿が難しい方はご相談ください。


下記からダウンロードしてください。
liver(PDFファイル)
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KIDNEY TRANSPLANTATION APPLICATION FORM

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下記からダウンロードできます。
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kidney(ワードファイル)

透析療法と合併症

はじめに

1.慢性維持透析の現況
我が国において、慢性維持透析患者総数は年々直線的な増加を示しており、2005年度の慢性維持透析患者総数は257,765人であった。我が国では、世界各国と比べても長期の維持透析患者が多いことが特徴であり、10年以上の患者は59,415人で、このうち20年以上の患者が16,260人となっている。

 これを透析方法別にみると、血液透析患者は96.3%であり、腹膜透析患者は3.6%と少ない。また、2005年度の1年間に新規に透析導入となった患者数は36,063人であり、その平均年齢は66.2歳である。2005年度新規透析導入患者の原疾患は、糖尿病性腎症と慢性糸球体腎炎、腎硬化症の3疾患の頻度が高い。一方、維持透析患者の導入後生存率は導入時年齢によって異なり、当然のことながら高齢者ほど低く、2005年度の年間粗死亡率は9.5%であった。死亡原因の第一位心不全で全体の25.8%、次いで感染症19.2%、脳血管障害9.8%、悪性腫瘍9.0%、心筋梗塞5.1%、その他9.1%などとなっている。

2.透析患者と合併症

 血液透析患者にみられる合併症は、表2に示すように多岐にわたっており、透析中に急激に発症する急性合併症と、腎不全や原疾患を基礎として緩徐に発症し持続する慢性合併症とがある。このような合併症は全ての透析患者に発症するわけではないが、急性合併症のうち低血圧や筋肉痙攣などは比較的発症頻度が高い。また慢性合併症のうち腎性貧血や免疫不全は透析導入時点ではほとんど全ての患者に合併を認めるが、それ以外は維持透析療法が長期となるにしたがって発症の頻度が高くなる。ここでは、代表的な合併症について概略を述べる。特に慢性合併症については、現時点で薬物療法による予防や治療が可能となっているものをとりあげて概説する。

1)血液透析中に発生する急性合併症

(1)低血圧

 腎不全により貯留した細胞外液量を正常化するため、血液透析では限外濾過により循環血漿中より体液を除去する。この際、間質あるいはthird space(腹水や胸水)から循環血漿中(血管内)への体液の移動が血液透析での濾過量より少ないと循環血漿量が減少することになり、心拍出量が低下して低血圧が起こる。しかしこの循環血漿量の減少に対し、末梢血管抵抗の増大や心拍数の増加、静脈収縮による静脈系から動脈内への血液還流の増大などの機序が作動すれば血圧は維持される。

 血液透析中に低血圧となりやすいのは、①目標除水量(ドライウエイト)設定の不適正により細胞外液が正常量以下となるような過剰な除去、②時間当たりの限外濾過量の過大(急速な除水)③酢酸透析液使用や降圧薬服用などによる末梢血管抵抗の低下、④自律神経障害により血圧低下に対する心拍数の増加や静脈収縮の代償機序が作動不良、⑤心機能障害、などの場合である。

新規透析導入患者の原疾患(2005年度:日本透析医学会調査)

疾患名 人数
1.糖尿病性腎症 14,350 42.0
2.慢性糸球体腎炎 9,340  27.3
3.腎硬化症  3,069 9.0
4.多発性嚢胞腎 794   2.3
5.急速進行性腎炎 378  1.1
6.慢性腎盂腎炎 345    1.0
7.ループス腎炎  282 0.8
8.移植後再導入 219 0.6
9.悪性高血圧症 218 0.6
10.アミロイド腎  158 0.5

透析合併症

 A.血液透析中に発生する急性合併症

  1.比較高頻度にみとめるもの

     1.低血圧

     2.筋痙攣(つり)

     3.悪心、嘔吐

     4.頭痛

     5.胸痛、背部痛

     6.ソウ痒

     7.発熱

  2.低頻度であるが重篤なもの

     1.不均衡症候群

     2.ダイアライザ反応

        Type A (アナフィラキシー)

        Type B (胸痛)

3. 透析誘発性好中球減少と補体活性化 

4. 透析低酸素血症

B.維持透析患者の慢性合併症

  1.透析導入時にほとんどの患者に認めるもの

     1.高血圧

     2.腎性貧血

     3.免疫不全

     4.糖・脂質・タンパク代謝異常

     5.内分泌異常

  2.維持透析療法の期間が長期化するに伴って頻度が増加するもの

     1.腎性骨異栄養症

     2.二次性副甲状腺機能亢進症

     3.異所性石灰化

     4.心機能障害

     5.栄養障害

     6.動脈硬化

     7.アミロイドーシス

     8.免疫不全

     9.嚢胞腎・腎癌

    10.皮膚障害

(2)筋痙攣(つり)

 筋痙攣(つり)は、血液透析時間の後半に起こることが多い。主として下肢に出現し、痛みを伴う強い筋肉収縮が持続的に起こる。その原因は明確にされていないが、限外濾過による循環血漿量の低下と関連していると考えられている。

(3)頭痛

 原因は明らかではない。軽微な不均衡症候群の可能性がある。

(4)不均衡症候群

 不均衡症候群は血液透析での代表的急性合併症として従来より成書に必ず記載されているが、現実には発症頻度は極めて低い。本症は、透析治療により血液中の溶質が除去され血漿浸透圧が急速に低下することで脳細胞との間に浸透圧較差が生じ、水分が血漿より脳細胞内へ移動して脳浮腫が起こることが原因で発症すると考えられている。この他、脳脊髄液のpHの急速な変化も発症機序の一つとしてあげられている。本症は透析中のみならず透析治療終了後にも発症する。軽症では悪心・嘔吐、不安感、頭痛などの症状を呈し、重度では全身痙攣や意識障害を起こすとされている。しかし重度の不均衡症候群は近年まったく経験されないし、軽症の症状は低血圧に伴うことが多いので、純粋に不均衡症候群と診断されるケースはきわめて稀と考えられる。

2)慢性合併症

(1)高血圧

 慢性腎疾患が進行して糸球体濾過量が低下すればするほど高血圧を合併する頻度が高くなる。透析患者では約70~80%が高血圧を呈する。透析患者の高血圧の主因は尿中への水分・塩分排泄の障害によりこれが体内へ貯留して、細胞外液量増大から循環血漿量増大により心拍出量増大をきたすことによる。さらには、末梢血管抵抗の増大も認められている。透析患者の高血圧は、透析療法自体による除水により細胞外液量増大が解消されないと各種の高圧薬の効果が出にくい場合が多い。

(2)腎性貧血

 赤血球は骨髄で産生されるが、これには腎臓から分泌されるエリスロポエチンが骨髄に作用することが必須である。腎不全のためエリスロポエチンの分泌が著しく低下すると、赤血球の産生が減少して貧血となる。現在のエリスロポエチン製剤が臨床使用できるようになる以前の時代では、腎臓が廃絶した透析患者のほとんど全員が重篤な貧血に陥り、時には輸血を必要としていた。しかし近年では、腎性貧血はエリスロポエチン製剤の注射により健常者に近く良好にコントロールできるようになっている。

(3)腎性骨異栄養症

 ビタミンDは腎臓で活性型に変換されて本来の作用を発揮する。このため、腎不全により活性型ビタミンDの産生が著しく低下すると骨軟化症が○起される。あるいは逆に副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)の作用不足により骨代謝回転の低下した無形成骨を呈する場合もある。腎性骨異栄養症はこれら透析患者に発症する骨疾患を総称したものである。本症が進展すると骨折や骨痛を起こす。近年では活性型ビタミンD製剤の経口あるいは静注や血清リン濃度高値の抑制により、ある程度の予防が可能となっている。

(4)二次性副甲状腺機能亢進症

 腎不全により血清活性型ビタミンD濃度低下、血清カルシウム濃度低下、血清リン濃度上昇により、二次的にPTHの分泌が亢進する。さらにこれが長期化すると、副甲状腺過形成から線腫へと進展する。予防と治療には、活性型ビタミンD製剤の経口あるいは静注を行ない、血清リン濃度高値を透析による除去や食事療法、リン吸着薬服用により是正する。長径10㎝以上の線腫を認め、血清PTH濃度が著しく高値となり、かつ薬物療法に反応せず、高カルシウム血症や高リン血症を呈する場合には、副甲状腺摘出術もしくは経皮的エタノール局所注入が必要となる。

(5)異所性石灰化

 高カルシウム血症あるいは高リン血症により、Ca×P積が高値となると、骨以外の臓器、特に血管や軟部組織にリン酸カルシウム沈着を主体とした石灰化が生じる。特に動脈に生じる沈着は動脈硬化進行の要因として重要視されている。また皮下軟部組織に腫瘤状の沈着石灰化を生じることもある。二次性副甲状腺機能亢進症の治療のために活性型ビタミンD剤を使用すると腸管からカルシウムとリンの吸収が増大し、これらの血清濃度の上昇を招くというジレンマがおきる。血清リン濃度高値を透析による除去や食事療法、リン吸着薬服用により十分に抑制することが肝要である。

流離(さすらい)

中国瀋陽での臓器移植を経験して

著者自身が体験した腎移植を深く語る!

当センターを通じて中国で移植をされた患者様の生の体験談が書籍となって発売されました。

流離(さすらい)
四六判/172ページ
定価2310円(本体2000円 送料210円)
ISBN978-4-9903575-0-4 C326 P2310E

http://www.ican.zaq.ne.jp/hadokikaku/index.html

透析治療10年後の生存率

全国平均透析患者の10年生存率は42.3%である。

10年間の死亡者は百人中57.7人

(参考数値:平成6年10年生存率45%)

一年間の死亡率は9.7%百人中約10人が死亡しています。

昭和50年代から大きな変化無く横這い状態であるが

死亡原因は例年通り心不全が最多であり、続いて感染症、脳出血、

悪性腫瘍であった。

透析患者にしめる糖尿病性腎症の割合よりも死亡例における

糖尿病性腎症の割合が多いことから糖尿病を基礎疾患としている

患者にはより注意を注ぐ必要がある。

日本透析医学会の調査(2003年末)では、

透析開始後の5年生存率は61.4%、10年生存率は39.2%、

15年生存率は28.7%、20年生存率が26.9%となっており、

患者の長期生存は大きな課題だ。

 透析療法の原因となった疾患は、糖尿病性腎症が41.0%、

慢性糸球体腎炎29.1%、腎硬化症8.5%、ほかに骨髄腫、

慢性腎孟腎炎、腎・尿路結核など多岐にわたる。

1994年透析患者生存率
期間 生存率(%)
1年 85.4
2年 75.9
3年 69.6
4年 64.0
5年 59.7
6年 53.8
7年 50.6
8年 48.3
9年 45.0
10年 43.6

米国の移植の現状

米国腎臓移植外国人枠最新情報
 : 腎臓移植リストの外国人枠が 0%から 5%へ拡大 (2005年6月)

日本では、毎年、約3万人の患者が新たに透析療法を必要とします。移植には、生体腎移植、献腎移植、脳死腎移植がありますが、日本の一年間の全腎移植が700件前後で、そのなかでも、献腎移植と脳死腎移植は2003年実績で、138件です。日本では、臓器提供者数が海外と比較しても少なく、献腎移植にたどり着くのは、移植を必要としている患者の数からみても、極めて難しいことです。米国では、一年に 約12,000件の腎移植が行われていると言われ、そのうちの 約7,000件は、献賢移植 (米国では献賢移植は、ほぼ脳死移植で行われる。) です。

米国では、以前、海外の患者への臓器の割り当てを供給の 10%、としていましたが2001年の7月を最後に、海外の患者には臓器移植はしない、との決定を下しました。しかし、今年 (2005年) の6月に4年ぶりに 5%に解禁しました。つまり、ウエイティングリストに外国人 (米国人以外 )を載せる受付を開始しはじめた、 ということです。このニュースは臓器移植を望んでいる人にとっては、大きなことです。一年に 約7,000件、献賢移植を行っていることから計算すれば、一年に 350人はアメリカ人以外に、臓器を提供されることになります。
米国連邦要領によると、移植リストから 5%の外国人 (米国人以外) に臓器が与えられるのは、 “Any given time” の間、とされています。つまり、この規定がまたいつ変わるかは、米国当局次第です。現在、各病院で、要領に従い、リストにのせる候補者を審査し始める受付を始めました。その受付を行った病院で、移植手術を行うので、成功率が高く、優秀な病院で行うべきなのは、言うまでもないことです。

保険・医療費控除について

生命保険や医療費控除の活用方法に関する情報をお知らせいたします。
現時点で有効な生命保険または医療保険にご加入の場合、外国での治療であっても、現地医師団作成の診断書を添付することにより、手術給付金および入院給付金の請求を行うことが可能ですから、詳しくは各保険会社にお問い合わせください。
せっかく加入している保険です。有効にご活用ください。
また同様に、現地医師団の医療費領収書を添付することにより、200万円を上限とした所得税の医療費控除が受けられます。ただし国外での治療のため、高額療養費などの医療費そのものの還付を受けることは出来ません。

透析費用に関して
「海外療養費の請求」の準備 出発の前に『国民健康保険』なら市役所 『社会保険』なら健康保険協会に 「診療内容明細書」「領収明細書」「療養費支給申請書」「高額療養費支給申請書」等を送ってもらう。 海外透析の病院で『診療内容明細書』『領収明細書』を記入してもらい 帰国後 『申請書』『翻訳文』と一緒に送付
詳しくは、税理士または市区町村の税務課までお問い合わせください。
保険や税の控除を上手に利用しましょう。

腎移植と透析の違いについて

移植を受けると日常生活が変わります。

移植手術により腎臓の働きが戻り,透析による合併症の進行が止まります。体力的にも健康な人とほぼ同じになり,腎機能が安定している人は,通院は1ヶ月に一度くらいになります。透析時と比べて自由な時間や就労可能な時間が増え,仕事や趣味に費やす時間の余裕がうまれ,外出や旅行も可能になります。仕事、運動、旅行の前は主治医へご相談下さい。

移植後は原則として食生活の制限がなくなります。

移植された腎臓が良好に機能していれば,水分制限、リンやカリウム等の食生活の制限はなくなります。しかしながら,免疫抑制剤の影響等から高脂血症の方はカロリー制限、高血圧症の方は塩分制限などを指示される場合もあります。

妊娠、出産が可能になります。

移植された腎臓が継続的にしっかり働いている女性は,女性ホルモンの分泌、排卵機能が回復し,妊娠・出産が可能になります。男性も移植後は性ホルモンの改善で配偶者の妊娠がより可能となります。ただし,「免疫抑制剤」を服用しながらの出産なので,胎児に影響がないためには,一部の薬が禁止となりますので,妊娠前に主治医へご相談下さい。

手術後には免疫抑制剤というお薬を一生飲み続けます。

移植した腎臓は自分自身の腎臓ではないので、通常生体内の免疫機能の働きにより体が移植した腎臓を攻撃排除しようとする拒絶反応がおこります。拒絶反応から移植した腎臓を守るためには体の免疫機能を適度に抑える「免疫抑制剤」と呼ばれるお薬を飲み続ける必要があります。通常,手術の数日前から飲み始めます。移植直後の服用量は多くても徐々に薬の量は減っていきます。

ドナー基準

ドナーは以下の基準を元に選別され、ドナー起因の疾病の予防に関しては細心の注意が払われます。

臓器適合性診断 − ドナーとレシピエントの臓器の適合性の基準

 血液型 − ドナーとレシピエントの血液型が一致することが条件となります(A,B,AB,O)
 HLA型 − 完全一致は不要 適合性は医師の判断によります
 抗体反応 − 陰性が条件となります

ドナーの健康状態(生前含) − 適合性を加味しない基本的な診断基準

 年齢:18〜60歳 (レシピエントの年齢を考慮する)
 病歴:以下の病歴を持つ場合はドナーとはなりません。
  ① 高血圧症
  ② 糖尿病(DM)
  ③ 腎炎(GN)
  ④ 腎臓結石
  ⑤ 膠原病(リウマチ、強皮症、MCTD、筋炎など)

 除外項目検査:以下に該当する場合はドナーとはなりません。
 ・高血圧症
 ・糖尿病
 ・尿路結石症
 ・血尿(肉眼的血尿/顕微鏡的血尿)
 ・蛋白尿 250mg/日以上
 ・糸球体濾過量(GFR) 80cc/分以下
 ・腎臓病 (馬蹄腎/孤立性腎嚢胞/その他)
 ・病的肥満 IBW30%以上
 ・冠動脈疾患
 ・腫瘍性疾患
 ・B型肝炎/C型肝炎
 ・HIV感染

肝臓移植関連資料

C型ウィルス性肝炎に対する生体肝移植と肝炎再発

現在のところ、C型肝炎ウィルスの移植肝再発に関してはB型のそれほど有力な治療方法はありません(新発売の抗ウィルス剤・リバビリンやPEG-インターフェロンに期待が寄せられています)。

しかしC型肝炎ウィルスによる移植後肝炎の進行はB型の再発に較べはるかにゆっくりしたものであり、肝硬変の完成までに8~10年を要すると考えられています。

移植が必要なC型末期肝硬変患者さんの年齢が 50歳台後半から60歳台前半ですので、肝移植が成功すればほぼ10年の延命が得られるということになります。

【原発性肝癌に対する肝移植と肝癌再発】

肝移植は、原発性肝癌(いわゆる肝臓癌)に対しても、その有力な治療法の1つであり、当科でも積極的に肝移植を行っています。

しかし、すべての肝癌が適応となるわけではありませんし、近縁者にドナーとなる意思をお持ちの方がおられるかどうかや肝臓癌の進行度などを考慮して当院の適応判定委員会の承認が得られた方のみがレシピエントとなることができるのです。

ひと口に肝臓癌といいましても、移植を行った後の成績の良好なものはどのような癌かということはイタリアのグループの代表的研究でわかってきております。それは単発(1ヶだけ)であれば直径5cm以下、多発であっても各々が3cm以下で3ヶまでにとどまれば移植後の5年生存率が65%(脳死移植のデータです)位あります。

生体肝移植の場合もこれをあくまで目安として移植の適否を決定しますが、必ずしもこの基準が適応限界というわけではありません。

しかし明らかに肝外進展があるもの、血管内に出ているものなどでは肝臓以外の部分や血液中に生きた癌細胞が残っている可能性が高く、早期再発を起こしドナーに傷をつけただけに終わることもありますのでお断りする場合が多いのです。

いくら小さい肝臓癌といえども“癌は癌”ですから移植後に再発する可能性はつきものです。

先にも述べましたとおり、体の免疫力を意識的に低下させているわけですから、再発癌の発育速度は速く、ほとんどの場合多臓器・多発再発です。

したがって肝癌の移植後再発に対しては手術前に受けられていた様な有効な局所療法はふつう出来ません。

【劇症肝炎について】

劇症肝炎はウィルスや薬剤によって肝臓全体の細胞が一時に障害され、肝臓が急に機能をしなくなるために死に至る病で、ふつうのウィルス性肝炎とはまったく異なります。

患者さんは肝臓が機能しなくなった結果、黄疸・意識障害(肝性脳症あるいは肝性昏睡といわれます)・出血傾向(出血しやすくなる)などの症状を急速に呈する予後不良の疾患です。

わが国ではその原因の多くはウィルスであろうと推測されますが、60%のものは原因不明です。

黄疸の発現から意識障害の発生までの期間により急性型・悪急性型に分けられますが肝移植が治療法として導入されなかったつい最近まで、その治療成績は惨憺たるものでした。(下表)

劇症肝炎の分類  黄疸の出現から

脳症までの時間 脳症の

進行  保存的治療に対する

反応性  保存的治療の

救命率

急性型 2週間未満  早い  比較的良い  50%前後

悪急性型 2週間以後  おそい  悪い  20%以下

劇症肝炎は症状の進行が極めて早いので、劇症肝炎に対する緊急生体肝移植こそはその特権、すなわち“迅速性”をもっとも効果的に発揮できる対象疾患と考えられます。

劇症肝炎に対する肝移植を成功させるためにはいくつかの条件が必要と考えられます。

劇症肝炎に対する肝移植成功のための条件 1) 初診医および本人・家族の肝移植に対する理解(紹介医の先生と患者さん)

2) 移植施設の全科的支援体制と機動力(本学全体)

3) 移植施設の保存的治療能力(肝臓内科・麻酔科など)

4) 移植施設の外科的治療能力(当科))

生体部分肝移植の保険適用について

生体部分肝移植の費用はドナー・レシピエントともにかなりの高額にのぼります。

移植の必要な末期肝疾患の一部のものは、下に示しますように保険適用となっています。

生体肝移植の保険適用 先天性胆道閉鎖症、進行性肝内胆汁うっ滞症(原発性胆汁性肝硬変や原発性硬化性胆管炎)アラジール症候群、バッドキアリー症候群、先天性代謝性疾患、肝硬変および劇症肝炎。

(ただし肝硬変および劇症肝炎については15歳以下の患者に限る)

ここで重要なのは成人の慢性B型・C型肝硬変、原発性肝癌や16歳以上の劇症肝炎などは保険医療の対象とならないということです。(劇症肝炎に対しては高度先進医療適用を申請中)

保険適用にならない患者さんに対してはドナー・レシピエントの医療費を手術日から退院日までの間ご負担いただくことになります。

自己負担のご相談には当院の専門職員がお問い合わせに応じております。

生体肝移植で自費診療となる代表的疾患と疾患特有のリスクについて

【B型ウィルス性肝硬変に対する生体肝移植と肝炎再発】

B型ウィルス性肝硬変が原因で、末期肝不全になっておられる方の肝移植は、移植肝へのB型肝炎の再発が原因で長い間移植成績が不良でした。これは術中から投与される免疫抑制剤(拒絶を防ぐ薬)によって血液中に残ったウィルスの活動性が高まり、何も予防的措置がとられなければ劇症化したり、あるいは急速に進む肝硬変のために3年以内に再移植が必要な状態となっていたからです。

しかし、ラミブジンという抗ウィルス剤の登場と抗B型肝炎ウィルスヒト免疫グロブリン(HBIGといいます)の組み合わせにより、このやっかいな移植肝へのB型肝炎の再発は80%以上抑えられるようになり、現在ではこれら薬剤の費用が余分にかかりますが安全な移植手術となりました。

2009年09月01日
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カテゴリ: 肝臓移植

肝臓移植

肝移植の入院準備

肝移植
レシピエント 入院準備
1.通常、レシピエントは手術の前から入院し、安全に移植手術を行うことができるかどうか、再度、血液検査およびその他の最終的なチェックを行っています。

2.レシピエントは、体のどこかに感染巣があるかどうかチェックし、感染巣があれば治療を行います。

3.また、胃や腸内の細菌や真菌(カビ類)を薬で抑えるようにします。

なお、緊急に移植が必要とされる場合は、上記の限りではありません。
入院日前日までにすること

4.しばらく入浴できませんので、必要であればVIPルームにて、入浴、洗髪をしてください。入浴できない場合は、病室で洗髪してもらえます。
5.朝食後は絶食になります。そのために点滴を行います。飲水については、手術前日にお知らせします。

6.免疫抑制剤の内服が、通常午前9時頃と午後9時頃にあります。内服方法はこちらで指導します。

入院日当日にすること 移植前に検温後浣腸をします。

8. 麻酔がかかりやすくするために注射をします。(しない場合もあります)

3.注射後手術室に行きます。

術後から退院までレシピエントの経過 術後から退院までドナーの経過
レシピエントの経過
術後1日〜1週間
手術直後の2〜3日は人工呼吸器が付けられます。
この間は集中治療室(ICU)で、心・肺・腎、その他 の臓器の動きが監視されて、新しい肝臓が働き始めるかどうか、腹腔内に出血がないかどうか、つないだ血管に血栓ができていないかがチェックされています。
手術後循環状態、腎機能、呼吸機能が回復して、移植した肝臓が生着する時期です。 術後1週間〜2週間
●この頃には腸も働き始め、水分やミルクの投与が開始されます。
まだたくさんのチューブ類が監視のために付けられています。

●6〜7日位経過すると流動食が始まります。食事に合わせて、経口での免疫抑制剤、その他のお薬の投与が始まります。

●最初の拒絶反応 の徴候は5〜10日位に現れます。
これは免疫抑制剤の量が治療範囲に達していないために起こるもので、そのため免疫抑制剤の血中濃度を毎日調べて、少なければ増やさなければなりません。

手術後循環状態、腎機能、呼吸機能が回復して、移植した肝臓が生着する時期です。
術後2週間〜1カ月 各臓器のチェックをしながら新しい肝臓がどのように働きつつあるか調べます。身体に水分が貯留しやすいので、利尿剤の投与を行うこともあります。
ベッドから離れる時間も多くなり、順調に食事摂取も進み体力が回復しはじめる期間です。
1カ月〜退院 ●免疫抑制剤の量の調節が大切ですが、手術直後の時期に比べると、必要量は少し減ってきます。

●退院の頃には家庭での生活と注意すべき事について、家族に指導し家族にも慣れて不安感を無くしていただく時期です。

この頃には、移植前の症状はほとんど消失します。

※入院期間に関して患者の手術後の容態により前後する場合がございます。

腎臓移植

腎臓は左右に2つあり,腹腔内で背中側の横隔膜寄りにある握りこぶし大の臓器で,体内からの水分排泄、尿毒素の排泄、造血因子の分泌、血圧調節、骨代謝など、重要な機能を備えています。正常な腎臓であれば,1個で成人の健康を十分維持する能力があることから,生体腎臓移植では患者(レシピエント)は健康者(血縁者、家族)の2つある腎臓の1つをもらい,移植する事になります。亡くなった人からの提供による死体腎移植では,2つの献腎を1つずつ2人のレシピエントに移植することができます。移植のための一般的な医学的条件として,提供者(ドナー)、レシピエントともに活動性の感染症や悪性腫瘍がない事が絶対的に必要であり,また移植する臓器に高度な機能障害があってはならない上で,免疫学的条件として血液型の不適合がない事、組織適合抗原系(HLA)の不適合数が少ない事、またリンパ球交差試験が陰性である事が重要であります。HLAとしてはA、B、DR型が調べられ,それぞれに2種類ずつ計6種類あり,血液型と同様にHLAは両親からその型を半分づつ受け継ぐことから,親から子供への生体臓器移植であればHLAの半分は一致し,兄弟姉妹であれば全部合うもの、半分一致したもの、全く合わないものといった3通りの組み合わせとなります。非血縁者間で行われる死体腎移植では,ドナーのHLA型と不一致のないレシピエントが優先されるが,その次にはDRが適合していてA、Bの不一致数の少ないレシピエントが選ばれます。最終的には,ドナーのリンパ球とレシピエントの血清を試験管の中で合わせて,レシピエント血清の中にドナーリンパ球を障害する抗体が存在しない事を確かめたうえで移植が行われます。
   腎臓移植は慢性腎不全の根本的な治療法で,腎不全によって透析療法を受けている患者で,移植希望の意思のある人が対象となります。移植が成功すれば,透析治療から離脱することができ,免疫抑制薬の服用を続けることによって拒絶反応を起こさないようにすれば,健康な人と同じ生活をいとなむことができます。腎移植には親子、兄弟姉妹などの血縁者から腎臓の提供を受ける生体腎移植と脳死か心臓死された患者から善意の腎提供を受ける死体腎移植の2つの方法があります。死体腎移植とは生前から死後の臓器提供を承諾していた腎臓病や悪性疾患以外による患者の死亡と同時に,遺族の承諾を得て,腎臓を取り出し,待っている腎臓病患者に移植するものです。移植される腎臓は骨盤部に植えられます。植えられた腎臓はその人にとって非自己なので,急性および慢性の拒絶反応が起きます。以前はそのために移植腎の機能がなくなり,せっかく植えた腎臓を摘出しなければならないこともありました。最近はシクロスポリン、タクロリムス等の優れた免疫抑制薬が使用されますので,重症の拒絶反応を起こす事が少なくなり,移植した腎臓の生着率はきわめてよくなりました。
腎臓移植の適応について
   基本的には,全ての末期腎不全の患者が腎臓移植の対象となります。年齢的には,元気であれば60歳代でも移植を受けられています。最近では70歳前半でも移植を受けた患者さんもいます。透析期間の長さは関係ありませんが,癌や肺炎などの活動性の感染症あるいは進行性の悪性腫瘍を合併している場合は,移植を延期又は中止します。病状の進行具合にもよりますが,糖尿病や膠原病の人でも移植手術は可能です。
   移植をすることによって症状が悪化するような病気は,前もって完全に治療してからではないと移植手術は受けられません。胃・十二指腸潰瘍、感染症(腎盂腎炎、肺炎、肺結核、慢性中耳炎、副鼻腔炎、虫歯など)、血清肝炎、肝障害、膀胱機能・下部尿路系の異常、精神神経障害などは早期にしっかり治すことです。
腎臓はどこに植えるのですか?手術時間はどれ位ですか? 移植は何度でも受けられますか?
   腎臓移植が肝移植あるいは心移植と大きく異なる点は,脳死下での摘出以外に心停止下で摘出した腎でも腎移植が可能な事です。さらに臓器の保存時間も肝臓、心臓と比較して長時間可能であり,摘出後最長72時間程度まで移植可能です。ただし,保存時間が短い方が移植後の腎機能は良好です。移植手術は全身麻酔で行い,摘出された腎臓は,通常移植者(レシピエント)の右下腹部の骨盤内に移植します。腎動脈は内腸骨動脈あるいは外腸骨動脈と、また腎静脈は外腸骨静脈へそれぞれ吻合し,さらに尿管は膀胱へ吻合します。 手術の切開創は約15cm〜18cmで,手術時間は癒着の度合や吻合する血管の数などによりますが,おおよそ3〜4時間です。自己腎は特に問題がなければそのままの状態で残します。
   移植された腎臓が何らかの理由で機能が失われた場合,再び透析治療を受けることになりますが,チャンスがあれば再び移植をうけることが可能です。
移植後の拒絶反応、免疫抑制及び感染症
   人間の体は,細菌、ウイルスなど,本来自分の体に属していない異物が侵入してきた時,攻撃して異物を排除しようとする一連の反応を起こしますが,これを免疫反応といい,体を病気から守るための不可欠の役割を果たしています。ところが臓器移植の場合,移植された臓器も異物とみなされるため,攻撃の対象となってしまい,拒絶反応を起こします。拒絶反応が激しければ,移植された臓器は破壊され,機能しなくなってしまいます。
   移植後は拒絶反応が起こらないように免疫抑制剤を服用します。経過とともに薬の量は減っていくが,原則として患者は臓器が生着している限り一生飲み続けていかなければなりません。免疫抑制剤は優れた効果があると同時に,様々な毒性、副作用などがある事から,通常はいくつかの薬剤を組み合わせる併用療法がおこなわれています。多くの場合,主剤としてシクロスポリンかタクロリムスのどちらかが使われ,併用薬としてステロイド剤、ミゾリビン、アザチオプリン等が用いられることが多いのです。シクロスポリンとタクロリムスは常に血中濃度を測定し,適切な濃度となるように服用量を補正していきます。
   適切に免疫抑制を行っていっても急性拒絶反応は発現し,程度の差はあるが,腎移植患者では50〜60%でみられると思われます。しかし,早期発見と早期治療により,急性拒絶反応のほとんどは治療することができます。そのためには,ステロイド、塩酸グスペリムス、抗リンパ球抗体、ムロモナブCD3といった拒絶反応治療薬が短期間使われます。

2009年09月01日
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カテゴリ: 腎臓移植

世界の移植費用の比較

腎臓移植の費用例

世界の移植費用の比較(2009年度状況)

米国で同国人を対象にした腎移植   平均400~600万円
外国人が米国で受ける腎移植   平均1600~2000万円
外国人が中国で受ける腎移植 現地へ直接コンタクトした場合 580万円~730万円
  日本での仲介者を通した場合 850万円~1100万円
外国人がフィリピンで受ける腎移植 現地へ直接コンタクトした場合 580万円
  日本での仲介者を通した場合 1100万円~2000万円

肝臓移植の費用例

米国で同国人を対象にした肝移植   平均1200~2000万円
外国人が米国等で受ける肝移植   平均7000~10000万円
外国人が中国で受ける肝移植 現地へ直接コンタクトした場合 平均1000~1500万円
  日本での仲介者を通した場合 平均1500~2000万円

膵腎連合移植の費用例

外国人が中国で受ける膵腎同時移植 現地へ直接コンタクトした場合 平均1300万円程度
  日本での仲介者を通した場合 平均2000万円以上

心臓移植の費用例

外国人が中国で受ける心臓移植 平均1500~1800万円 現状不明

肺移植の費用例

外国人が中国で受ける肺移植 平均1800~1900万円 現状不明

臓器移植の現状

WHOは2008年5月、イスタンブール宣言を発表しました。
謂わばドナーの自給自足宣言であります。
実質的に今年2009年春には、この宣言にもとずき世界へ履行に向けての発表が行われる予定でありました。しかしながらインフルエンザの世界的蔓延により、延び延びとなっているのが現状です。
今年以降さらに海外での移植ツーリズムに対する風当たりは厳しい状況になっていくことが予想されます。
◆世界の臓器移植件数(国際移植学会: 1995 年)は、心臓で年間約 4,000 件、肝臓 7,000 件、腎臓で 20,000 件、肺は年間 1,200 件前後(国際心肺移植学会: 1998 年)という報告がありますが、どこの国でもドナー不足は深刻な問題です。
好意的に開かれている外国人枠に恩恵を授かっている日本人に厳しい風が吹き始めていることも事実のようです。
今年2009年「臓器移植法改正」に関する法案が成立し、来年施行さることになります。
しかし実質日本人の死生観とともに脳死状態でのドナー提供等がどれ程増えてくるかは甚だ疑問の余地が有ります。
. 日本国内で、日本人の多くの善意に支えられた移植が日常的に行われるのは、いつの日になることでしょうか。このような背景から、今この瞬間にも、臓器移植を待ち続けている多くの方々が、その尊い命を失い続けておられます。
◆わが国における臓器移植の現状
日本では毎年、肝臓病患者で約 1,800 名、腎不全患者だけで約 1,013 人の方が亡くなっています。腎臓に関しては、高齢化等の影響で糖尿病性の腎不全患者が急増し、人工透析をする方が毎年約10,000人ずつ増え続けて(毎年約 25,000人が新たに人工透析を導入され、約13,000人の方が亡くなっています)おり、現在人工透析をしている患者さんは250,000万人といわれています。
これだけ多くの方が透析を続けていて、なおかつその三分の一、およそ 80,000人の方が根治療法である腎臓移植を希望しているといわれていますが、実際に臓器移植の登録をしている患者さんは、約12,000人程です。 また、胆道閉鎖症や先天性代謝異常症の進行性肝疾患の末期状態、劇症肝炎で肝臓移植が必要な患者さんは、年間約 3,000 人といわれています。肝臓移植希望を登録されている方は86人(平成 17 年 6 月 30 日現在)です。
平成 17 年 6 月現在、日本臓器移植ネットワークの臓器提供意思表示カード(シール)の配布状況は約 9 千万枚(約2万5千枚)です。  [ 臓器移植法施行後(平成 9 年 10 月 16 日~平成 16 年 12 月末日現在)、亡くなられた方で臓器提供意思表示カード(シール)を所持していたことが確認された件数は合計 881 件 ] ですが、実際に日本国内で行われた総脳死肝移植数はわずか 28 例( 2005 年現在)、総脳死腎移植数は44例( 200 5年現在)にすぎず非常に限られた実績で日本国内での脳死移植を望むことは極めて困難な状況下にあります。 さらに仮にドナーが現れた場合でも、腎臓は血液型と HLA の適合度が優先で選ばれますが、適合度が同じ患者さんが複数いた場合は、待機日数の長い人が優先されたり、心臓・肝臓・肺の場合は、血液型や重傷度、臓器の大きさ等によって選択されたりと、さまざまな決定条件があり、日本国内の臓器移植希望者は、現時点では移植を受けることなく亡くなられてしまう方が殆どという厳しい現状です。その為、「もし移植を希望しても実現する確立は少ないし、いつ現れるかわからない臓器提供者(ドナー)に頼るより、計画が立てられる透析を続けるほうがいい」と考えておられる患者さんも多いようです。
透析の患者様は、保険でまかなわれてはいますが、入院で年間900万円、外来で年間600万円前後の医療費が生涯かかり続けます。移植を受ければその年には400~500万円かかりますが、翌年からは月に1~2回の通院と検査による医療費、薬代で済むことも、移植を希望される要因のひとつと言えます。その為、日本での移植を待ちきれずにオーストラリアやアメリカ等海外で移植を受ける患者さんが、 1999 年末までに心臓が49人、肝臓が200人余りと、臓器移植法が施行された後も増え続けております。 しかし移植費用が日本で受けられれば心臓でおよそ 1,100 万円、肝臓で 800 万円と言われているのに対し、海外渡航では心臓でおよそ 3,300 万円、肝臓で 3,200 万円 , 腎臓で 1,600 万円(日本移植学会試算)と、経済的にさらなる負担が追い討ちをかけます。※(上記金額では実質海外での移植は出来ないのが現状です。)
大勢の善意有る方々からのご援助に頼ったとしても、渡米での移植を必要とする患者は時間的な制限があるにも係わらずドナーはいつ現れるか分からない等、必ずしも希望通り順調に移植手術が行われない状況も否めません。

WHO20085月、イスタンブール宣言を発表しました。

謂わばドナーの自給自足宣言であります。

実質的に今年2009年春には、この宣言にもとずき世界へ履行に向けての発表が行われる予定でありました。しかしながらインフルエンザの世界的蔓延により、延び延びとなっているのが現状です。

今年以降さらに海外での移植ツーリズムに対する風当たりは厳しい状況になっていくことが予想されます。

◆世界の臓器移植件数(国際移植学会: 1995 年)は、心臓で年間約 4,000 件、肝臓 7,000 件、腎臓で 20,000 件、肺は年間 1,200 件前後(国際心肺移植学会: 1998 年)という報告がありますが、どこの国でもドナー不足は深刻な問題です。

好意的に開かれている外国人枠に恩恵を授かっている日本人に厳しい風が吹き始めていることも事実のようです。

今年2009年「臓器移植法改正」に関する法案が成立し、来年施行さることになります。

しかし実質日本人の死生観とともに脳死状態でのドナー提供等がどれ程増えてくるかは甚だ疑問の余地が有ります。

. 日本国内で、日本人の多くの善意に支えられた移植が日常的に行われるのは、いつの日になることでしょうか。このような背景から、今この瞬間にも、臓器移植を待ち続けている多くの方々が、その尊い命を失い続けておられます。

◆わが国における臓器移植の現状

日本では毎年、肝臓病患者で約 1800 名、腎不全患者だけで約 1013 人の方が亡くなっています。腎臓に関しては、高齢化等の影響で糖尿病性の腎不全患者が急増し、人工透析をする方が毎年約10000人ずつ増え続けて(毎年約 25000人が新たに人工透析を導入され、約13000人の方が亡くなっています)おり、現在人工透析をしている患者さんは250000万人といわれています。

これだけ多くの方が透析を続けていて、なおかつその三分の一、およそ 80000人の方が根治療法である腎臓移植を希望しているといわれていますが、実際に臓器移植の登録をしている患者さんは、約12000人程です。 また、胆道閉鎖症や先天性代謝異常症の進行性肝疾患の末期状態、劇症肝炎で肝臓移植が必要な患者さんは、年間約 3,000 人といわれています。肝臓移植希望を登録されている方は86人(平成 17 6 30 日現在)です。

平成 17 6 月現在、日本臓器移植ネットワークの臓器提供意思表示カード(シール)の配布状況は約 9 千万枚(約2万5千枚)です。  [ 臓器移植法施行後(平成 9 10 16 日~平成 16 12 月末日現在)、亡くなられた方で臓器提供意思表示カード(シール)を所持していたことが確認された件数は合計 881 ] ですが、実際に日本国内で行われた総脳死肝移植数はわずか 28 例( 2005 年現在)、総脳死腎移植数は44例( 200 5年現在)にすぎず非常に限られた実績で日本国内での脳死移植を望むことは極めて困難な状況下にあります。 さらに仮にドナーが現れた場合でも、腎臓は血液型と HLA の適合度が優先で選ばれますが、適合度が同じ患者さんが複数いた場合は、待機日数の長い人が優先されたり、心臓・肝臓・肺の場合は、血液型や重傷度、臓器の大きさ等によって選択されたりと、さまざまな決定条件があり、日本国内の臓器移植希望者は、現時点では移植を受けることなく亡くなられてしまう方が殆どという厳しい現状です。その為、「もし移植を希望しても実現する確立は少ないし、いつ現れるかわからない臓器提供者(ドナー)に頼るより、計画が立てられる透析を続けるほうがいい」と考えておられる患者さんも多いようです。

透析の患者様は、保険でまかなわれてはいますが、入院で年間900万円、外来で年間600万円前後の医療費が生涯かかり続けます。移植を受ければその年には400~500万円かかりますが、翌年からは月に1~2回の通院と検査による医療費、薬代で済むことも、移植を希望される要因のひとつと言えます。その為、日本での移植を待ちきれずにオーストラリアやアメリカ等海外で移植を受ける患者さんが、 1999 年末までに心臓が49人、肝臓が200人余りと、臓器移植法が施行された後も増え続けております。 しかし移植費用が日本で受けられれば心臓でおよそ 1,100 万円、肝臓で 800 万円と言われているのに対し、海外渡航では心臓でおよそ 3,300 万円、肝臓で 3,200 万円 , 腎臓で 1,600 万円(日本移植学会試算)と、経済的にさらなる負担が追い討ちをかけます。※(上記金額では実質海外での移植は出来ないのが現状です。)

大勢の善意有る方々からのご援助に頼ったとしても、渡米での移植を必要とする患者は時間的な制限があるにも係わらずドナーはいつ現れるか分からない等、必ずしも希望通り順調に移植手術が行われない状況も否めません。

海外臓器移植119とは?

余命宣告をされたらあなたはどうしますか?
人工透析は10年の余命宣告と同じです。
そしていのち生命を救うのは情報です。

あなたの愛する家族やあなた自身が、国内で臓器移植が出来ない為、医師に余命宣告された時、あなたならどうしますか?
・・・わたしならわたしの家族を救うことができます。・・・
それはわたしが情報を持っているからです。

日本透析医学会の調査(2003年末)では、
透析開始後の5年生存率は61.4%、10年生存率は39.2%、一年間の死亡率は9.7%百人中約10人が死亡しています。

日本では毎年、肝臓病患者で約 1,800 名、腎不全患者だけで約 1,013 人の方が亡くなっています。
腎臓に関しては、高齢化等の影響で糖尿病性の腎不全患者が急増し、人工透析をする方が毎年約10,000人ずつ増え続けて(毎年約 25,000人が新たに人工透析を導入され、約13,000人の方が亡くなっています)おり、現在人工透析をしている患者さんは270,000万人といわれています。

このような状態で殆どの患者の方々は、現況を受け入れるしかないのが実情となっています。
しかし、その中にあってこの状況の中でも何人かの患者様は、独自の情報にもどすき自分たちの命とより良い生活の向上の為、海外に飛び立っているのです。
ではその情報とは何か?

その情報についてわたしが持っているもの全てこの中で紹介するつもりです。

日本人や世界一般の患者の方々が得られる情報はほんの一握りです。私自身も以前はまったくこの様な情報には縁がありませんでした。
この情報はいのち生命に直接関わるものであり、わたしだけの頭にしまっておくべきではないと判断しました。
現在世界を取り巻く臓器移植の環境は、ドナー不足の為年々厳しさを増しております。
また、日本では海外での移植に於ける情報は無いに等しい状態にあります。
インターネットを探って見ると、いくつかのコーディネートサイトやNPO等のサイトが有りますが、これらのサイトの運営状況や、どのような団体でどういった仕組みでサポートを行っているのか? また、費用はどの位で、その詳細は?‥など いろいろと不安な点が多々あろう事と思います。
そう言った疑問や不安に出来る限りお答えして行きたいと思います。

誤解されるといけないので申し上げておきますが、このサイトは一切斡旋を行うものでは有りません。
本当に海外での移植を必要とされる患者の皆様に、広く情報を開示し、少しでも皆様のお役に立てる事を目的にしております。

ですからここに書かれた全ての情報についてそれを捉えた患者様自身の責任においてご判断ください。
また、わたしの情報の信頼性についてはブログの中を見てご判断ください。

臓器移植のドナー決定について

中国で移植を受けられるレシピエントは、必要なデータをメールまたはFaxにて当センター宛に送って(提出)いただくか、ご本人が渡航して来られ直接当地病院での採血検査等を受け、レシピエントに適合したドナーを決定する方式となります 。

確定までには肝臓移植の場合、早いケースで1,2週間以内、遅い場合で1ヶ月ぐらいの待機が必要となります。 腎臓移植の場合はHLAの適合という観点から、早いケースで1〜2週間、遅い場合で1ヵ月以内が目安です。 心臓移植、肺移植の場合でも、1ヶ月以内のドナー決定が実現可能です。

ドナーは必要な諸検査を経て適合不適合が決定しますが、臓器摘出時において肝脂肪等が認められた場合には、 レシピエントは開腹前に手術を取り止めるケースがあります。 このような場合でも、次のドナーは優先的に見つかるよう手配が為され、1週間以内に再手術を受けることがあります。

腎移植後の生活

生活について

(1)食事

腎移植後は、透析療法を受けていた頃のような食事制限はありません。バランスのとれた適量の食事であれば、あなたの好きなメニューを選ぶことができます。しかし、下記のような事項には注意する必要があります。
 移植後は食欲が増加し、つい食べ過ぎて、知らず知らずに体重が増えてしまいます。このような体重増加(透析時のような水分の増加ではなく、脂肪です)=肥満は、移植後の動脈硬化、糖尿病、高血圧、心臓病、股関節・骨の障害などの、いわゆる「成人病」の発症の原因となります。退院時に栄養相談室で勧められたあなたの”標準体重”を越えないようにしましょう。
•なま物(鮮度の落ちた刺身などの食品)には、注意しましょう。
•塩分は控えめにしましょう。
•お酒;あなたの酒量に応じた適度の習慣を守って下さい。しかし、控えめにすることは当然でしょう。
•飲み物;グレープフルーツジュースは避けてください。使用する薬の効き目が損なわれます。
•移植腎機能が低下した(血清Cr値>2.5mg/dl)患者さんは、その症状に応じた食事療法が必要です。栄養相談室で、食事療法の指導を受けて下さい。

(2)仕事・スポーツ

あなたの仕事の内容により、退院時の職場への復帰の程度、時期が異なります。外来担当医師と相談して下さい。事務系の仕事は、原則として退院後1~2週の準備期間が過ぎて、日常生活に慣れ、体力に自信がつけばかまいません。
 移植のための入院生活やステロイド剤の内服により、あなたの筋力は落ち、骨も弱くなっています。激しい肉体労働(重い物を持つ、高いところから飛び降りたりする)、激しい運動(サッカー、野球、テニス)あるいは移植された腎臓の部分に圧迫や打撲の危険があるようなスポーツ(柔道、ラグビー、サーフィン、スキー)は、少なくとも移植後1年間は避けましょう。

(3)その他の注意すること

無理をせず規則正しい生活
 どうしても移植後は体の調子が良くなり、かえって、無理をしがちです。毎日規則正しい生活を送り、十分に休息・睡眠をとるようにしましょう。少なくとも朝起床時に体温・血圧・体重をはかり記録する習慣をつけましょう。
清潔で健康的な生活
 毎食後の歯磨き(シクロスポリンによる歯肉肥厚の予防)、入浴などの皮膚の清潔を保つ(にきび、水虫などの皮膚真菌症の予防)、外出後のうがい(風邪の予防)、ペットとの過度の接触を避ける(屋内で一緒に居住したり、口移しで餌を与える→ペットの病気伝染)ことに、心がけましょう。
脱水
 透析時代は水分のとり過ぎによる、溢水・排水腫が最大の注意事項であり、水分接種は極力抑えるように指導されました。しかし、移植腎にとっては、体の水分が欠乏することがかえって危険な状態となります。日中炎天下での汗による脱水・下痢・嘔吐による脱水には充分注意して下さい。積極的に水分の補給をしましょう。
 吐いたりして口から水分を補給できない場合は、点滴が必要となります。
毎日の体調の自己チェック
•体温・血圧・体重の異常
•尿;尿量・排尿(回数?、痛い?、スムースにでない?)、尿の性状(色・にごり)
•便通;回数・便の固さ(例;下痢と便秘が交互に来る?、異常に太さが細い?)、便の色(例;タールのように黒い?)
•皮膚の湿疹・発疹
•移植された腎臓部の腫れ、痛み、押さえると痛い
•新聞や信号機の見難さ(白内障の進行)
毎朝、日課として自分の体をチェックする習慣を身に付けると、自分の体の変調に簡単に気づくことができます。
外出・旅行
 制限はありません。旅行には、くれぐれも免疫抑制剤などの大切な薬を忘れないように、また多めに持ち歩くように心がけましょう。
 自転車などは移植後1年間は避けた方が無難です。自動車の運転はかまいません。オートマチック車は、足への負担も少なく良いでしょう。安全運転に心がけて下さい。
その他
性生活に制限はありませんが、女性の場合、妊娠出産は移植腎に負担がかかります。移植後2年間は避妊をしたほうが無難です。

移植後の薬のために、気分が乗らない、寝付かれない、イライラする・・・等の症状が現れることが稀にあります。

自分の判断で、薬を飲んだり、中止したりすることが一番危険です。

移植腎の日課

(1)水分摂取と排尿

一日の体の水分バランス
 飲水+食物中の水分+代謝水(300ml)=尿量+不感蒸泄(汗+呼気中の水分=500~1000ml)+便中の水分(50ml)
 尿量は当然、口から取る水分量(飲水量だけでなく、上述の食物中の水分量も含みます)に比例し増加し、逆に運動をしたり気温が高く汗の多いときや、下痢などで体内の水分が喪失すれば尿量が減少します。このような身体の内・外の状況を加味して、1日の尿量が1500から2000mlぐらい確保できるように、いつも十分な水分を補うように努めましょう。
 しかし、水分を多くとることのみに気を奪われて、ジュース、牛乳で大量に水分を補給することは、カロリー過多の原因になります。気をつけましょう。
 もし、あなたの飲水をふくめた規則的な食生活の習慣が身についていれば、毎日の尿量あるいは尿の性状は大体同じであり、そのわずかな変化から移植腎機能の異常にいち早く気付くことが可能となります。
排尿
 移植腎は夜間に多く尿を造る傾向にあり、夜間尿量が増えます。就寝時と就寝中1回は排尿する習慣をつけましょう。移植患者さんは膀胱炎を起こしやすく、また移植された尿管を尿が逆流して移植腎の腎盂炎の引き金になることがあります。

(2)血圧測定について

脳血管障害(脳卒中)、心臓病(狭心症、心筋梗塞)は、腎移植後の代表的な合併症であり、移植患者さんの最大の死亡原因です。高血圧のコントロールが最も大切な予防法です血圧を定期的に測る習慣を身につけましょう。
 血圧測定は、5分間の安静後以下のような目安でチェックしましょう。
•降圧剤を服用していない人 → 起床直後
•降圧剤を服用している人 → 起床直後、夕食後、就寝時
•何種類も降圧剤を服用している人 → 起床直後と降圧剤服用直前ごと

(3)体重測定

体重の増加は、移植腎機能の低下による水分の貯留(むくみ)の指標であり、また移植患者さんの大敵である肥満の注意信号でもあります。毎日の体重測定は大切な日課です。毎朝の起床時の排尿・排便後に、決まった服装で(パジャマ/寝間着)一定した条件として体重を計りましょう。

(4)体温

熱があると思ったらすぐに、体温計で熱を測りましょう。38℃以上の発熱時は、病院に連絡し対応を相談しましょう。

(5)清潔/身の回り

免疫抑制剤服用している移植患者さんは、外出後のうがい・手洗い、毎日の入浴により感染の予防に心掛けてください。室内での鳥犬猫などのペットの飼育や、食物の口移しなどによるペットとの直接的接触は、病気の伝染の原因となり、時には重大な病気を起こします。

 

薬について

<免疫抑制剤>

1.サンディミュン(シクロスポリン)
【製 剤】25,50mgカプセル
【作 用】リンパ球のひとつであるヘルパーT細胞のインターロイキン2(IL-2)産生、遊離を抑制することにより免疫抑制作用を示す。その作用は選択的で、他の免疫担当細胞である顆粒球やマクロファージの機能には影響しない。また、ステロイド剤使用量が少なくてすみ、その副作用の軽減ができる。
【副作用】腎障害、肝障害、全身痙攣、感染症、急性膵炎、耐糖能異常、高血圧、貧血、白血球減少、血小板減少、多毛、手指振戦、頭痛、しびれ、高脂血症、高尿酸血症、高カリウム血症、歯肉肥厚、悪心、嘔吐、消化管潰瘍、のぼせ、熱感、倦怠感など
【服用時の注意事項】
・ 血中濃度を適切な範囲で一定に維持するため、必ず医師の指示通りに服用して下さい。
・ うがい、手洗いなどいつも清潔にして下さい。
・飲み合わせの多い薬なので移植医の指示以外の薬を服用するときは、必ず相談して下さい。
・グレープフルーツジュースと同時に服用した時、サンディミュンの血中濃度が上昇するとの報告があります。
・ 服用を忘れた時は、忘れたときから
6時間以内…気づいた時、一回分服用
6時間以上…一回分とばして次回一回分のみ服用(二回分まとめて服用したり、間隔が短いと副作用がでやすくなります)
2.プレドニン(プレドニゾロン)
【製 剤】5mg
【作 用】作用機序は幾つもあり、多くが未解決。抗炎症作用、IL-1、IL-2の産生を抑制してT細胞の活性化、増殖、及び細胞障害性リンパ球の活性を阻害する。また、マクロファージの抗原提示能力、貪食能などを抑制することにより免疫を抑制。
【副作用】感染症憎悪、糖尿病、続発性副腎機能不全、肥満、月経異常、消化性潰瘍、精神変調、骨粗鬆症、大腿骨頭壊死、高血圧、ムーンフェイス、白内障、緑内障、白血球増多、にきび、多毛、脱毛など
【服用時の注意事項】
・生体内でつくられるステロイドはプレドニン約1錠分なので維持量10mgは それほど多い量ではありません。
・ステロイドの生体内分泌は朝に多いので、プレドニンは朝服用するのが生理的です。
・急に服用を中止すると関節痛などが出現したり、さらにショックなどの危険な状態に陥ることがあるので必ず医師の指示どおりに服用して下さい。
・服用を忘れたときは同日以内に予定量を服用して下さい。
3.イムラン、アザニン(アザチオプリン)
【製 剤】50mg錠
【作 用】核酸の生合成を阻害し、活性化T細胞の増殖、B細胞の抗体産生を抑制する。
【副作用】骨髄抑制(白血球減少、血小板減少、貧血)、肝障害、黄疸、膵炎、食欲不振、嘔気、脱毛、皮疹、感染症、口内炎、舌炎、心悸亢進、発熱など
【注意事項】アロプリノール(アロシトール、ザイロリック)はアザチオプリンの代謝を阻害し、毒性が増強するので併用の際にはアザチオプ潟唐・/3~1/4に減量する。
4.ブレディニン(ミゾリビン)
【製 剤】25,50mg錠
【作 用】核酸の生合成を阻害し、活性化T細胞の増殖、B細胞の抗体産生を抑制する。
【副作用】骨髄抑制(白血球減少、血小板減少、赤血球減少)、食欲不振、悪心、嘔吐、口内炎、舌炎、肝障害、発疹、掻痒感、脱毛、感染症、全身倦怠感、しびれ、口渇、ガンマグロブリン低下、尿酸値上昇など
【その他】アザチオプリンと比較し肝障害、骨髄抑制が少ないため、アザチオプリン投与で重篤な副作用が発現したときに変更されることが多い。
ただし、免疫抑制作用はアザチオプリンに比較し弱い。
追加の免疫抑制剤として使用され、最近は大量に使用されることが多い。
5.プログラフ(タクロリムス:FK506)
【製 剤】1mg,0.5mg錠
【作 用】リンパ球のひとつであるヘルパーT細胞のインターロイキン2及びインターフェロンγ等のサイトカインの産生を阻害することにより免疫抑制作用を発揮する。
【副作用】感染症、胸痛、高血圧、心不全、浮腫、頻脈、腎障害、高血糖、膵炎、高カリウム血症、高尿酸血症、掻痒、動悸、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、溶血性尿毒症症候群/血栓性血小板紫斑病、振戦、頭痛、不眠、四肢のしびれ、など
【服用時の注意事項】
・ 血中濃度を適切な範囲で一定に維持するため、必ず医師の指示通りに服用して下さい。
・ うがい、手洗いなどいつも清潔にして下さい。
・飲み合わせの多い薬なので移植医の指示以外の薬を服用するときは、必ず相談して下さい。
・ 服用を忘れた時は、忘れたときから
6時間以内…気づいた時、一回分服用
6時間以上…一回分とばして次回一回分のみ服用(二回分まとめて服用したり、間隔が短いと副作用がでやすくなります)
6.RSー61443(ミコフェノール酸)
【製 剤】250mgカプセル
【作 用】核酸の合成を阻害して、特異的、かつ可逆的にT細胞及びB細胞の増殖を抑制する。
【副作用】発熱、嘔気、嘔吐、食欲不振、感染症、下痢など副作用は比較的少ない。
【その他】
他の細胞の増殖に対して影響が少ない。
腎毒性は認められていない。
【服用時の注意事項】
・長引くような下痢がみられたら医師に相談して下さい。
・他の免疫抑制との併用により感染症を引きおこしやすくなるので、うがい、手洗いなど清潔にしておいて下さい。
7.エンドキサンP(シクロフォスファミド)
【製 剤】50mg錠
【作 用】核酸の生合成を阻害し、活性化T細胞の増殖、B細胞から抗体産生への刺激を減弱することにより免疫を抑制する。
【副作用】骨髄抑制(白血球減少、血小板減少、貧血)、出血性膀胱炎、排尿障害、蛋白尿、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、肝機能障害、黄疸、脱毛、発疹、色素沈着、爪の変形・変色、無月経、頭痛、倦怠感、間質性肺炎、心筋障害、心不全、副腎機能不全、甲状腺機能亢進など
【その他】ABO不適合移植時に使用。
<降圧剤>
1.カルシウム拮抗剤:アダラートL(10,20)、ニバジール(4)、ノルバスク(5)、ムノバ-ル(5)など
【作 用】血管や心筋を収縮させるカルシウムの血管細胞内への流入を遮断することにより血管を拡張させ血圧を下げる
【副作用】動悸、頻脈、顔面紅潮、頭痛、熱感、便秘、歯肉肥厚、下腿浮腫など
【その他】動悸、頻脈に対して徐脈を副作用に持つβ遮断剤(次参照)を併用して、副作用同士相殺する。
ノルバスク、ムノバール等は作用時間が長く、アダラートなどに比べ反射性頻脈等の副作用が少ない。
【服用方法】必ずしも食後に服用する必要はなく、等間隔にすると安定した血圧が得られる。
  (例)1日2回:7時と19時(12時間毎)
     1日3回:6時、14時、22時(8時間毎)
    1日4回:6時、12時、18時、24時(もしくは23時、6時間毎)
【服用時の注意事項】:血圧が130㎜Hg以下の時は服用を避けて下さい。
2.β遮断剤:アセタノール(100)、セロケン(20)、ロプレソール(40)、サンドノーム(1)など
【作 用】心拍出量の低下、レニン分泌抑制、中枢作用などにより血圧を下げる。
【副作用】徐脈、心不全、喘息発作、めまい、倦怠感、悪心嘔吐、四肢冷感、口渇、高脂血症、耐糖能異常など
【その他】副作用の徐脈を利用してカルシウム拮抗剤の頻脈を防止、また降圧ハ増強目的で使用。
急な中止により、交感神経の過剰興奮を示し、不安、動悸、不眠、発汗などの症状を起こすことがある。
【服用方法、注意事項】カルシウム拮抗剤と同様
3.交感神経中枢抑制剤(α2刺激剤):カタプレス(150)
【作 用】脳の中枢に作用して、末梢血管を拡張して血圧を下げる。
【副作用】眠気、口渇、立ちくらみ、手指の冷感、悪心、食欲不振、胸やけ、疲労感、起立性低血圧、徐脈、鼻閉、鎮静作用、不安、発疹、掻痒など
【服用時の注意事項】
・鎮静作用があるので危険な作用や車の運転に注意して下さい。
・服用を急に止めると、血圧が上昇して頻脈、不安などを伴うことがあるので医師の指導に従って下さい。
4. 交感神経末梢遮断剤(α1遮断剤):ミニプレス(0.5)、カルデナリン(1)
【作 用】末梢血管を拡張して血圧を下げる。
【副作用】発疹、掻痒、めまい、立ちくらみ、頭痛、耳鳴、脱力感、発汗、動悸、悪心、嘔吐、食欲不振、鼻閉、口渇、など
【その他】膀胱の筋肉を弛緩するので排尿障害に使用されることがあります(ミニプレス)。
めまい、ふらつきを起こすことがあるので、車の運転等には注意して下さい。

<高脂血症治療剤>

1.メバロチン(10)
【作 用】コレステロールや中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防する。
【副作用】肝機能異常、消化器異常、横紋筋融解症(筋肉痛)、CPK上昇、悪心、嘔吐、下痢、便秘、BUN上昇、尿酸の上昇、尿潜血など
【その他】サンディミュンとの飲みあわせにより、筋障害をおこすことがあるので、なにもしていないのに筋肉痛を感じたら、すぐ医師に報告して下さい。
コレステロールの合成は夜間に促進されるので、夕食後の服用が効果的です。
2.ロレルコ(500)
【作 用】コレステロールを低下させ、動脈硬化を予防する。
【副作用】下痢、腹痛、嘔気、嘔吐、心窩部痛、発疹、掻痒、めまい、肝機能異常など
【その他】サンディミュンの血中濃度をさげるので、サンディミュンの服用量が増えることがあります。
3.エパデール(250)
【作 用】抗血小板作用、血清脂質低下作用、動脈の弾力性保持により、動脈効果を予する。
【副作用】皮下出血、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、発疹、肝機能異常など
【その他】血清脂質低下作用はメバロチン、ロレルコ程ありません。
動脈の弾力性保持作用によりサンディミュンの腎血管障害を予防します。

<蛋白尿治療薬>

1. アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤):レニベース(5)、エースコール(2)
【作 用】腎輸出動脈を拡張して糸球体濾過圧を低下させ、蛋白尿が漏れでるのを抑える。
【副作用】咳嗽、腎機能異常、めまい、倦怠感、頭痛、発疹、掻痒、動悸、低血圧、口渇、肝機能異常、ヘモグロビン?ヘマトクリット?白血球の低下、血管神経性浮腫など
【その他】
降圧剤としても用いられます。
腎機能を考慮して投与量を調節します。
咳嗽がでるようになったら、医師に相談してください
2.ペルサンチン(25)
【作 用】抗血小板作用、糸球体係蹄壁の陰荷電減少抑制作用により蛋白尿を減少させる。
【副作用】心悸亢進、鼻出血、皮下出血、頭痛、めまい、発疹、嘔気、嘔吐、下痢、食欲不振、異和感、ほてり、倦怠感、など

<かぜ薬>

“かぜ”とは咳、鼻水、発熱など様々な症状を伴い、原因の80~90%がウイルス性です。しかしウイルスは毎年抗原構造(ウイルスの形)が変るので、臨床的に効果のある薬はありません。ですから治療は対症療法となり、多種類の薬が処方されることがあります。
1.総合感冒剤:PL顆粒
【効 能】鼻水、鼻閉、咽・喉頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱
【注 意】眠くなることがあります
原則的に予防には使用しません
2.ツムラ葛根湯
【効 能】自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こりなどを伴う比較的体力のあるものの次の諸症
:感冒、鼻かぜ、熱性疾患の書記、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん
3.イソジンガ-グル
【効 能】口腔内殺菌消毒による感染予防
【用 法】水約60mlに1目盛(2ml)、喉が痛い時は2目盛(4ml)使用して下さい。
帰宅時や、人の混んだところ、空気の汚いところに出かけたときなど適宜使用して下さい。
【注 意】適正な濃度で使用し、使用時に薄めて下さい。(濃度は濃すぎても、薄すぎてもよくありません)

<解熱、鎮痛、消炎剤>

1. 非ステロイド系抗炎症剤:ロキソニン(60)、ボルタレン(25)
【効 能】解熱、鎮痛、消炎(喉の痛み)
【注 意】胃腸障害があるので、空腹時での服用はなるべく避けて下さい。(多量の水で、もしくはパンやお菓子を少し食べた後などに服用)

<薬の服用における注意事項>

1.薬は医師の指示通りしっかり服用して下さい。
2.薬の必要性をしっかり理解して納得して下さい。
3.自己判断で薬をやめたりしないで下さい。
4.服用を忘れてもきちんと対処しましょう。2回分まとめとの服用は絶対いけません。
5.“うわさ”にとらわれず指示とおり服用して下さい。
6.他施設の処方薬、市販薬を服用するときは必ず医師に相談してください。(飲み合わせに注意)
7.薬の保管は光のあたらないところ、湿気のないところ、涼しいところにして下さい。
8.不安な事は医師に相談してからおこなって下さい。